昨晩、テレビである番組をやっていた。牛乳にハチミツを入れて飲むと、牛乳だけを摂取する場合よりも体内のセロトニンが増加するのだという。ブドウ糖には、ある必須アミノ酸の吸収を助ける働きがあるのだと言う。
で、実験。一週間、女性3人に就寝前にホットミルクを飲んでもらう。うちAさんBさんは牛乳のみ、Cさんは牛乳にハチミツを入れての飲用。
そして一週間後、セロトニンの量を測定する。結果は、ハチミツ入りを飲んだ女性のほうがセロと任の量が多かった。
と、そこで3人のグラフが並べて映ったのだけれど。その表には、単位もなければ標準値もなかった。たしかにCさんの棒グラフが一番長いけれど、ほかの二人より明らかに長い、というほどでもない。せいぜい1.15倍といった値。
ほんとにハチミツの効果ってあるの? と思ってしまった。そもそも、たった3人での比較実験なんて信用できない。なんだかご都合的でズルい印象を受けてしまう。情報表示の配慮が足りなかっただけかもしれないけれど。正確な情報がわからない。何も考えずに見てた人はわかった気分になれたのかもしれないけど。
*
って、妙に冷静に見てしまってました。ついさっきまで『めろめろ』のコラム原稿を書いてたんですよ。それが「表現者って厭らしい所があるッ。身勝手で好き放題でッ」っていう内容だったもので。脳みそがそのままのモードだったのですよ。
まあ、テレビなんて何も考えずに見たほうがいいです。
2004年10月25日
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