2004年12月04日

30日。

 月末30日と翌々日の2日、名古屋に出かけてきました。30日は『森田太郎と上田假奈代と世界の果てに』。2日は『BLレモン&ASSMAラジオ風トークライブ』

   ◆

 30日は、まず伏見で降り『名古屋市短歌会館』へ向かいました。『詩のあるからだ』のチラシを置かせてもらえないかと思って。
 どういう施設なのかよくわかりませんが、おそらく短歌の集会場みたいなものだろう、オープンマイクに興味がある人もいるだろう、と思って向かいました。先日『名古屋市演劇練習館アクテノン』で、財団法人名古屋市文化振興事業団が出している「文化施設ガイドマップ」というものを入手しまして。そこに載っていたのです。

 伏見の地下街をけっこう歩き、ビル1階の事務所へ入って用件を告げると「後援とかはありますか?」と訊ねられました。意味がわからないまま、そんなのはないと答えるとじゃあ置けない、と断られてしまいました。棚のスペースがないので、市や県などの後援・共済などを受けていないイベントは置けないんだとか。まあ、公的施設らしいし仕方がないですね。こういうこともあるんだなあ。

   *

 そのあと、大須観音へ移動し『七ツ寺演劇情報センター』に向かいました。先日見たイベントで貰ったチラシによると、『猫飛横丁』という古本屋さんが演劇情報の発信も行っているらしいんですね。

 地下鉄の駅から出て歩きました(そして左のような魅力的な貼り紙を見つけたました。今どきアーケードのすぐ近くで立小便する人なんているのかな)。しばらくうろついたけれど、それらしい場所がない……この辺なんだけど。路上で地元のかたに尋ねてみると、今いる場所のすぐお隣でした。聞くと「ここの店長さんが『七ツ寺共同スタジオ』のオーナーさんでもある・さっきまで居たけど出かけたみたい・スタジオの方に行ってみたら?」とのことでした。お礼を述べ、歩いてすぐのスタジオの方へ行ってみましたが、入口は閉ざされひとけもない。今日はあきらめて、また今度にすることにしました。

   *

 そして、てくてくと東に歩きました。どのくらいだろう、15分以上歩いたかな。上前津まで歩き、矢場町あたりまで北上。白川公園東の『ヘラルドシネプラザ』の1階に『ヴィレッジヴァンガード』があった筈。そこにもチラシを置かせてもらえないかと思って。
 しかし、着いたら……暗い。なにやら1階全体が暗い。ゲーセンが入っていた辺りも閉め切られてる。あらら。
 どうしたものかな、とビルの階段を上がってみたら『OZON』というクラブがありました。オープンマイクとは毛色が違いすぎるだろ、とは思いつつ、受付のお姉さんに置かせてもらえないか頼んできました。「店長さんに確認してみてOKなら置きます」とのことでチラシをお預けしました。

 そのあとさらに徒歩で移動。てくてくてくてくと。栄ナディアパーク南東の『さくらアパートメント』さんにもチラシをお預けしました。

 PR方法についてはいろいろ考えたのですが「やはり散弾銃式にやるしかどうしようもないない」という結論に達し、この日その「足でまわる」方法を実践してみました。こういうことを一括代行してくれる組織とか無いのかな。あったらすごく便利だと思うんだけど(そんな組織に狙われると各スポットは困ってしまうかなあ)。

   ◆

 時間も迫っていたので、あわてて地下鉄に乗り、鶴舞の『KDjapon』に向かいました。詩と音楽とダンスのイベント『森田太郎と上田假奈代と世界の果てに』です。お客さんいっぱいいらっしゃいました。
 場内は、ふだんと様子が違いました。天井から白布をたらし、2階をメインステージに。いすの向きもいつもと違いました。2階を見上げるかっこうです。

 プロジェクターで布に映像(色水に氷や油を浮かべたもの?)を投影。着かず離れずの温度で、ダンス・映像・リーディングが展開されました。つやのある、しっとりとした空気でした。緩やかな、よく伸びる。

 終演後、しばらく人と話したり、煙草を吸ったりしたあと、帰りました。12時ちょうどぐらいだったかな。終電でした。

   ◆

 地元に戻ってから、このまま家に帰るのもつまらないな、と思ったので、ガストに入ってドリンクバーを頼んで居座ってました。煙草を吸いながら読書。本は、なだいなだの『TN君の伝記』。何度も読んだ本ではあるんですが、近ごろの変な心境をには効くだろうと思いカバンに入れてたのです。

 結局ガストには閉店5時まで居ました。他のお客さんがうるさかったです。女性が3人、その場に居ない新人の悪口を早口でペラペラとまくしたてていました。並べ方が悪いとか効率的じゃないとか普通気付くだろうそれはとかTEL番号とか始末書とか。
 また別のテーブルでは、スタジャンを着た女子高生2人が1分ごとに「ヒッヒッヒッ」という笑い声をあげていました。どんな話をしていたのかは知らないけど、笑い声だけ良く響いてくる「ヒッヒッヒッ」。喋るな・笑うなとは思わないけれどその笑い方はどうかと思うぞ。……不快だ。まあ、田舎の深夜のファミレスに集う人なんてそんなもんでしょうけど。私も他人のことは言えないし。

 本は、やっぱり面白かった。集中してガンガン読めました。こうだからこうなる、という記述が続く、理性的な本です。登場人物たちにいちいち作為があり、行動に理由付けがされる本です(伝記・歴史の物語ですからね)。読みながら、節々の文章を自分のこととして考えたりしました。「酒を飲んで争論できるのっていいな」とか。『詩のあるからだ』進行での懸案事項にも解決策が思いついたり。逐一メモして、本に戻って、またハッとしてメモして。

 深夜のファミレスというのは私に合っているみたいです。いろんなことが静かにポコポコ浮いてきて、スマートに把握される。発想する、考えがまとまる。
 はたから見たら変な人だろうけど。煙草吸ったりココア飲んだり本読んだり空中みつめたりしてる奴。アブないわな。
posted by 若原光彦 at 02:31 | Comment(0) | TrackBack(0) | 近況
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