2005-08-11(木)〜22(月)
『いのちとこころの宇宙- 童謡詩人 金子みすゞ展』
【時間】10:00〜19:30(閉場20:00)
*最終日は午後4時30分まで(閉場17:00)
【場所】JRセントラルタワーズB2F〜11F
「ジェイアール名古屋タカシマヤ」10F特設会場
【入場料】
当日:一般800円、大学・高校生600円、中学生以下無料
前売:一般600円、大学・高校生400円
*前売は10階サービスカウンター、チケットぴあにて取扱中
【概要(パンフより転載)】
本展は「みすゞの生涯」「みすゞからのメッセージ」「広がるみすゞの世界」の3部で構成。3冊の手帳(手書き童謡集)や遺品、書簡をはじめ、みすゞを描いた絵本と原画、テレビドラマで女優・松たか子さんが着用した着物など約170点の資料を展示します。また、みすゞのふるさと仙崎や下関の映像を交えて、70編の詩を自筆で紹介し、感性豊かなみすゞの魅力あふれる作品世界を伝えます。
【備考】サイン会開催
・尾崎眞吾(みすゞの原風景を描き続けるイラストレーター)
08-13(土):13:00〜13:45,15:00〜15:45
08-14(日):12:00〜12:45,14:00〜14:45
*絵画、絵本もしくは絵葉書購入の方のみ。
・ちひろ(みすゞの詩に自ら曲をつけ歌い続けるシンガーソングライター)
08-14(日):13:00〜13:45,15:00〜15:45
08-15(月):12:00〜12:45,14:00〜14:45
*CDもしくは楽譜購入の方のみ。
【主催】朝日新聞社
【後援】愛知県教育委員会,山口県,山口県教育委員会,長門市,長門市教育委員会,名古屋テレビ放送,朝日カルチャーセンター,名古屋ABC
【企画協力】(株)青雲堂
【協力】金子みすゞ著作保存会,金子みすゞ記念館,金子みすゞ顕彰会,JULA出版局
【監修】矢崎節夫(児童文学者・金子みすゞ記念館館長)
以下のページもご参考にどうぞ。
毎日新聞中部本社:駅前イベント情報:ジェイアール名古屋タカシマヤ
http://www.maing.co.jp/maimai/ekimae_event/NEW-takasimaya/taka01.htm#3
JULA出版局:金子みすゞの世界:みすゞコスモスニュース
http://www.jula.co.jp/news.html
*
詩人の自筆なんか見てなんになるのだ、ビデオ映像なんてNHK教育ばりのもんだろ、何しに行くのさ俺……と思わないでもないですが、好きですから。金子みすゞ。せっかく近くであるのですし。
どうでもいいのですがこの投稿、「みすゞ」を出すためにいちいち「みすくりかえし」と入力しなければならないのが難儀でした。金子みすゞもまさかこんな時代が来るとは思ってなかったろうなぁ。
◆
あれっ。今ふとWikipediaで調べてみたのですが(こちら)、金子みすゞって1930年没だったんですね。じゃあ著作権は切れてる筈なのに、あちこちで本を見ないのは何でだろう。文庫とかもっといっぱい出ててもいいのに。
と、青空文庫さんでこんな記述を見つけました──
著作権の消滅した作家名一覧
http://www.aozora.gr.jp/siryo1.html
金子みすゞ(1903年4月11日〜1930年3月10日)
※作者の死後、関係者の努力によって発掘された経緯を踏まえ、取り組むか否か検討中。現時点では、入力を控えている。
──なるほど。一理あるかな、と思います。でもそうすると「いつになったら開放されるの?」という問題も抱えてしまいますね。難しいところです。
*
余談の余談ですが。
JULA出版局:金子みすゞの世界:金子みすゞTOP
http://www.jula.co.jp/misu.html
に──
金子みすゞの作品・写真はすべて金子みすゞ著作保存会の了承を得て掲載しています。転載・使用については、「金子みすゞ著作保存会」(TEL.03-3200-7795 ジュラ出版局内)にお問い合わせください。
──という記述がありました。「著作保存会」というものがあるらしいです。保存会自体のサイトは見つかりませんでした。どんな趣旨でどんな活動をしてるんだろう。会の了承を得ていくつものサイトが詩を掲載している様子(google検索結果)を見るに、さほど掲載条件が厳しいという印象は受けません。「保存会」というより「管理会」なのかな。「作品を愛していて、きちんと使って貰える人にだけお渡ししたい」「どんな人がどう使っているのか知っておきたい」とか。よくわからないですけれど。
……。金子みすゞもまさかこんな時代が来るとは思ってなかったろうなぁ。……著作権はどうあれ、彼女の作品は良いものです。展覧会、行ってみます。