
*
文字入力全般に関わるものなのに、『MS-IME』はどうもしっくりしません。シンプルではあっても、手にフィットはしません。特に問題なのがIMEのオンオフです。文字列を打ち始めて2〜4文字目で顔を上げると、半角直接入力で書かれていた……とか。よくあることです。どうしてマウスポインタやテキストカーソル(キャレット)のそばに、現在のIME状態を表示してくれないんだろう? そんな単純な工夫をどうしてマイクロソフトは……うだうだうだうだ。
次にあるのは言語バーの置き場のなさ。初期のWindowsXPには「言語バーをタスクバーに入れているとエクスプローラが落ちる」という不具合もありましたし(現在はアップデートにより修正されている筈ですが)。タスクバーから出しておきたいけど、そうするとどこに置いても画面の何かを隠してしまう(半透明化するとIMEの状態が確認しにくいし)。タスクトレイの中か、「スタート」ボタンの真上かに置けたらどんなにいいか。
OSにバンドルされた無料(でもないけど)のものに文句を言うのも何ですが、PC操作でかなりの部分を担うIMEなのに……どうにもこうにも「あと一歩」の使いやすさがない。思い通りにいかない。
そこで「『MS-IME』を使いやすくするユーティリティ、ソフト」をこれまでいろいろ探してきました。今までに試したことがあるものから幾つかご紹介します。ご参考まで。
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『Ime Watcher for Windows XP』
http://homepage3.nifty.com/takubon_world/software/IMEWatcher/index.html
『Ime Watcher Reduce』
http://homepage3.nifty.com/takubon_world/software/IMEWatcherReduce/index.html
<作者サイト>
Takubon World!
http://homepage3.nifty.com/takubon_world/
<主な機能・概要>
・言語バーを消してくれる
・IME状態がタスクトレイアイコンで確認できる
・変換モード、ユーザー辞書登録など各機能がタスクトレイから操作できる
・テキストカーソルのそばにIME状態をツールチップで表示する
・上記の各機能は、設定画面で一部無効にもできる
・タスクトレイに常駐
・インストールはセットアッププログラムから行う
・アンインストールは「プログラムの追加と削除」から
<コメント>
簡単にまとめると「『MS-IME2002』の言語バーをタスクトレイに入れる」ソフト。タスクトレイアイコンは好みのファイルに変更可能。「IMEをオンにできない状態(直接入力のみ有効な状態)」を正しく認識してくれるという点で、他のIME状態表示系ソフトより少し優れている。ヘルプも充実していておすすめ。唯一の欠点は「インストールが必要で、USBメモリなどで持ち歩けない」ことぐらい。それほどに中毒性が高いソフト。
邪魔な言語バーを非表示にする(タスクトレイ1個に言語バーの機能を集約する)のが主軸だが、テキストカーソルのそばに現在のIME状態をヒント表示させる機能もある。そのヒント表示はフォント・フォントサイズ・表示文字列を自由に設定できる。IMEオンを「■」、オフを「_」などとすると、目立たず邪魔にならず、良好に使えると思う。自分に合った設定が決まると手放せなくなる。
なお『Reduce』版は「WinXP&MS-IME2002」以外の環境でも使えるようになっているらしい。こちらは筆者未使用のためコメントできないが、アイコンの設定などが行いやすくなっているとのこと。
<参考記事>
窓の杜 - IME Watcher for Windows XP
窓の杜 - 【今日のお気に入り】IME 2002を使いやすく「IME Watcher for Windows XP」
*
『TrayIME』
http://www.vector.co.jp/soft/win95/writing/se288809.html
<主な機能・概要>
・全てのウィンドウでIME状態を統一してくれる
・統一から除外するウィンドウを設定できる
・タスクトレイアイコンの変化で、IMEがオンかオフかわかる
・IMEをオンオフさせるキーを「全角/半角」以外に設定できる
・タスクトレイに常駐する
・インストールは解凍するだけ
・アンインストールは削除するだけ
<コメント>
全てのウィンドウ、全ての入力欄でIMEの状態を一律化してくれる。『あっちのウィンドウはオンで、あっちはオフ、こっちはオン……で、今は?』といったことがなくなる。常に『今がオンなら次もオン』『今がオフなら次もオフ』となる。IMEの状態がシンプルにわかりやすくなる。「ウィンドウごとにIME状態がバラバラなので混乱する」「いつもオンがいい」といった人は試してみては。
ただ、私の環境ではこのソフトを起動中、マウス操作やウィンドウの切り替えが重くなった(何をするにももっさりと、0.5秒ほど遅れた感じになった)。わからないが、何か相性の悪いソフトが起動中だったのかもしれない。
<参考記事>
窓の杜 - 【今日のお気に入り】IMEの起動状態を統一化「TrayIME」v1.0.0
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『Dさんの日本語じゃなきゃイヤン。』
http://www.digidigiday.com/digidigi/dsan/program.html
<作者サイト>
デジ・デジ・デイ?
http://www.digidigiday.com/
<主な機能・概要>
・入力欄によって、IMEのオンオフを自動的に切り替えてくれる
・特定の入力欄に対してオンかオフかの規定値を設定することができる
・自動切り替えを無効する入力欄を設定できる
・テキストカーソルのそばに、IMEのオンオフ状態を示す小さなチップを表示してくれる
・ファイル名の変更時に、拡張子を選択しないようになる
・上記の各機能は、設定画面で一部無効にできる
・タスクトレイアイコンの右クリックで一時的に動作を停止できる
・タスクトレイに常駐
・インストールはセットアッププログラムから行う
・アンインストールは「プログラムの追加と削除」から
<コメント>
タブブラウザを使用していると、不注意でアドレスバーに日本語入力してしまったり、検索バーに直接入力してしまったりとミスしがち。『日本語でアドレスなんて書かん!』『検索語句はたいてい日本語だ!』……なら、それぞれの入力欄でIMEの初期モードを規定できたらいい。「アドレスバーなら初めは直接入力」「検索バーなら初めは全角かな」と。
それが可能になるソフト。フォーカスした入力欄の既入力文字列を判別し、半角英数しか入力されていなければIMEをオフに、全角も含まれていればIMEをオンにする。特定の入力欄を登録し「ここは常にIMEオンで」と設定することもできる。操作全般が非常にスムーズになる。いちいちIMEを切り替える必要がなくなり、打ちたいところに打ちたい文字がパッと打てるようになる。
設定を増やすのが面倒なら「どんなときもIMEオンで!」と設定してしまえばいい。IME状態が一定・単純になり誤入力が減る。
テキストカーソルのそばにIME状態を表示してくれる機能も助かる。オンなら緑、オフなら赤。色がはっきりしているので非常にわかりやすい。表示が小さいので邪魔にもならない。ただし、IME状態のチップを表示させていると『マウ筋』のマウスジェスチャーが1ジェスチャーで2回働いてしまうようだった。IME状態表示を無効にすれば問題なく使えたので、『マウ筋』を使っている人は設定を調整するといい。
最新バージョンの1.30は1999年12月22日の更新。『マウ筋』以外にも競合するソフトがありそうなので、その辺は覚悟しておくこと。
<参考記事>
ベクターソフトニュース - Editor's Pick - Dさん。作のIME関連ユーティリティ2本
Dさんの日本語じゃなきゃイヤン。:que sera sera
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『IME Sound』
http://satoshi.web5.jp/f_soft/dw_win.htm
<作者サイト>
Satoshi村
http://satoshi.web5.jp/
<主な機能・概要>
・IMEのオンオフによって色が変わる小さなウィンドウを表示してくれる
・ウィンドウに、クリップボード内のテキストを簡易表示してくれる
・ウィンドウを常に最前面に表示させることができる(IMEオン時のみ最前面に出すこともできる)
・IMEがオンオフした時、WAVファイルまたはビープ音を鳴らす
・常駐する(タスクバー、タスクトレイとも表示を出さない)
・インストールは解凍するだけ
・アンインストールは削除するだけ
<コメント>
小さなウィンドウでIMEの状態を知らせてくれるソフト。そのウィンドウにクリップボードの中身を常に表示してくれるのがまた便利。
IMEがオンオフすると同時に音を鳴らしてくれる機能もあるが、これを有効にするとウィンドウを切り替えるたびに音が鳴ってしまうので、お好みで無効にした方がいいかもしれない。なお、IMEオン時の音とオフ時の音は個別に設定可能。
最大の問題は、ウィンドウが「人によっては言語バーより邪魔に感じるかもしれない」という点。こればっかりは個人の感覚なので何とも言えない。色やウィンドウサイズなど設定は規定の組み合わせからしか選べないので、こだわりの強い人・カスタマイズ好きの人にも向かない。基本的には動作も軽く、目立たず埋もれず、手軽でいい感じだと思う。
<参考記事>
窓の杜 - 【Review NEWS】音を鳴らしたり小さなウィンドウを点滅させてIMEのON/OFFを通知「IME Sound」
ActionManual[動画マニュアル]_IME Sound
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『ClockPod』
http://homepage1.nifty.com/toro/slwin4.html#cpod
<作者サイト>
TORO's Library
http://homepage1.nifty.com/toro/
<主な機能・概要>
・タイトルバーに貼り付き、様々な情報をテロップ風に表示するソフト
・IME状態、新しいドライブの接続などを関知してくれる
・時計、アラーム、メールチェッカーなどにもなる
・アクティブウィンドウに対して、操作無効にしたりフォントを変えたりといった特殊な変更ができる
・表示の色、フォント、貼り付くウィンドウとの相対位置などを設定できる
・表示をホイールクリックした時の動作を設定できる
・設定変更は、設定ファイルをテキストエディタで書き換えることにより行う
・起動時の引数で、使用する設定ファイルを指定できる
・常駐する(タスクバー、タスクトレイとも表示を出さない)
・インストールは解凍するだけ
・アンインストールは削除するだけ
<コメント>
設定ファイルを書き換えることで拡張・カスタマイズしていくため、敷居は高い。ウィンドウに特殊な操作を行う機能(半透明化する・最前面化する・強制的に閉じる・「閉じる」ボタンを無効にする……など)があるが、面白半分に試すと「閉じられないウィンドウ」「操作不能のウィンドウ」等ができてしまう。使わない機能は使わない方がいい。
動作は軽快。表示文字列を削ればタイトルバーの邪魔にはならない、それでいて、配色によってはしっかり目立って役立ってくれる。文字色・背景色は規定の色から選ぶだけでなく「h336699」といった数値でも指定でき、文字列も自由に設定可能。カスタマイズ狂のあなたにぴったり。
単にIME状態を表示したいだけなら「Z_IME」の部分を──
Z_IME = ; IME 状態が変化
+compare = %I,Rあ,あ
++message = N,全角かな
++color = BLACK,YELLOW
++break =
+compare = %I,Rア,ア
++message = N,全角カナ
++color = BLACK,GREEN
++break =
+compare = %I,Rア,ア
++message = N,半角カナ
++color = BLACK,GREEN
++break =
+compare = %I,RA,A
++message = N,全角英数
++color = BLACK,GREEN
++break =
+compare = %I,RA,A
++message = N,半角英数
++color = BLACK,GREEN
++break =
+compare = %I,off
++message = N,直接入力
++color = BLACK,CYAN
++break =
+color =
──こんな風にすればいい(上記の例では、IMEオンなら黄色か緑、オフなら水色になる)。
なお、「IMEをオンにできない状態(直接入力のみ有効な状態)」は感知してくれない。ウィンドウによってはIMEの状態が正しく取得されないこともある。しかし「邪魔にならない・かつ目立つ」「操作ウィンドウに状態表示がついて回る」というのは快適。導入の敷居は高くとも、お悩みなら触れてみる価値はある。
<参考記事>
ベクター:PickUp Windows:ClockPod
窓の杜 - 【NEWS】タイトルバー上に現在時刻や新着メールの件名などを表示できる「ClockPod」
*
『SmartCaret』
http://hp.vector.co.jp/authors/VA026310/soft2.htm
<作者サイト>
B@r09u3 Style Op.2
http://hp.vector.co.jp/authors/VA026310/
<主な機能・概要>
・IMEがオンになるとテキストカーソル(キャレット)の点滅速度が変わる
・IMEがオンオフした時、WAVファイルを鳴らす
・点滅速度は設定ファイルを書き換えることで変更できる
・常駐する(タスクバー、タスクトレイとも表示を出さない)
・インストールは解凍するだけ
・アンインストールは削除するだけ
<コメント>
テキストカーソルの点滅速度を変化させることで、現在のIME状態を知らせてくれるソフト。非常に地味でシンプルなため、まずもって邪魔にはならない。ただし、地味であるがゆえにIME状態の表示としてはわかりづらい。フォーカスを移したら即入力してしまうような人には向かない。でもとても軽いし気にならないので「なんとなく」ぐらいの気持ちで導入してみるのがいいと思う。
使う場合には、テキストカーソルを少しだけ太くすると点滅が見やすくなっていいかもしれない(WindowsXPの場合は「コントロールパネル→ユーザー補助のオプション→画面→カーソルのオプション→幅」)。
IMEをオンまたはオフした時にWAVファイルを鳴らす機能もある。なお、オン時とオフ時で別の音を設定できる。設定ファイルを書き換えることで「IMEオン時の点滅速度」「音の有効・無効」を指定する。項目はこの2つだけなので難しくない。とりあえず入れてみて、1か月ぐらい使用頻度をみるといい。
<参考記事>
窓の杜 - 【NEWS】キャレットの点滅速度を変えてIMEのON/OFFを確認できる「SmartCaret」
秋田純一の日記: SmartCaretというソフト
*
<その他のソフト>
テキストエディタ『秀丸エディタ』には、IME状態によってカーソル行の彩色を変更する機能がある。ただしこれは当然『秀丸エディタ』内のみの機能。文字入力全般の快適化にはならない。
『IMEカーソル』はマウスポインタのそばにIMEのオンオフ状態を表示してくれるるソフト(参考1・参考2)。現在は『ベクター』のライブラリから消えている。作者サイトも消滅しているようだ。
初めて知った時は『IME状態をテキストカーソルに表示するんじゃなく、マウスポインタに表示するのか? キーボードのことをマウスに表示するのか? なんかおかしくないか?』と思ったが、試すととても使いよかった。フォーカスを移す時にもマウスポインタは使うのだから、マウスポインタにIME状態が表示されていれば自然と見てしまう、確認できてしまう。「よく見る所に常に必要な情報を表示する」という盲点的なアイデアに感動した。
ただ、マウスポインタが残像を引いたり、ウィンドウの描画にゴミが残ったりといった問題もあった。
『LR,HLD』は『SmartCaret』と同じ機能を持つ。Ver.2.00では、IMEのオンかオフかを、テキストカーソルの点滅速度によって知らせてくれる。
本来はテンキーから漢字を入力する『十進漢直』(参考1・参考2)という機能がメインのソフト(この『十進漢直』は引数で無効にもできる)。
Ver1.09ではIMEのオンオフによってテキストカーソルの色を変更していた(参考)。パッと赤く明瞭でわかりやすい表示だったが、これはプログラム的にはちょっと無理をして実現していたらしい(ごく小さなウィンドウを重ねていたのだとか)。
どちらのバージョンとも、私の環境ではIEでフリーズすることが多かった。ざんねん……。
『TTBase』のプラグインである『IMEStatus』。これも『SmartCaret』と同じ趣旨で、IMEのオンオフによってテキストカーソルの点滅速度が変わるというもの。『SmartCaret』ではIMEオン時の点滅速度しか設定できないが、このプラグインはオフ時の点滅速度も設定できる。なお、オンオフ時に音を鳴らす機能はない。
余談だが、『TTBase』は他にも有用なプラグインがたくさんある。特に『ファイルダイアログ拡張』がめちゃくちゃに便利。おすすめ。
*
IME管理おまけ情報。IEのCSSには「ime-mode」というプロパティがある──
ime-mode - CSS
http://www5e.biglobe.ne.jp/~access_r/hp/css/css_ime_001.html
ime-mode - CSS Dencitie
http://www6.plala.or.jp/go_west/nextcss/ref/prp/ext_msie/ime_mde.htm
──これを指定しておくと、フォームの入力欄にフォーカスした際、IMEが自動的に指定の状態へ切り替わる。
話は変わるが、フォームはENTERキーを押すと送信されてしまうことが多い。そのため「ひらがな入力→確定」のつもりで「直接入力→ENTER」とミスタイプしてしまうと、入力ミスがそのまま送信されてしまうことになる。場面にもよるが、これは怖い。
そこでこのCSSが役立つ。「textarea,input{ime-mode:active !important;}」と書いたCSSファイルをユーザースタイルシートに登録しておけば、フォーム入力欄にフォーカスすると自然にIMEがオンになっている。誤送信の危険がちょこっと減らせる。……ま、そもそも『慌ててフォームに直書きなんてするな』と言われればそれまでの話。
◆

大勢のフリーソフト作者さんたちにいつも感謝しています。正直、いろんな方が苦労して作られたものをあれこれ評ずるというのは気が引けたのですが……これは自分が欲しかった情報でもあるのでまとめました。IME関連のソフトって、数が少なく、個体差が激しく、情報も少なくて。ある程度の比較や紹介が欲しかったんです。私見を多分に含んだクチコミみたいなものですが、なんらか、どなたかのご参考になれば幸いです。
◆
2009-01-17、追記です。
IME関連でこの記事にこられる方が多いようなので、現在の情報を簡単に追加しておきます。
*
まず『なまずIME』。
キャレット(テキストカーソル)のそばに、IMEの状態が表示されるようになります。『AutoHotKey』(非公式日本語解説サイト)用のスクリプトを実行ファイルにしたものだそうです。調整、設定が細かく行えます。知識のある人なら改造もできるのかな。
次に、上でも紹介した『ClockPod』。
現在の最新バージョンである2.55では「設定した条件によって、自動でIMEをオンオフさせる」機能が追加されています。『Dさんの日本語じゃなきゃイヤン。』の簡易版みたいな感じです(方向性が違うので一概に比較はできませんけれども)。
使いどころが難しい機能ではありますが、個別の入力ダイアログをよく開くようなソフトで、IMEオンオフの省力化をしたい場合、効果的です。逆に、ブラウザのような入力欄だらけのウィンドウでは役立つ場面が少ないかもしれません(たぶん、想定した用途、方向性が『Dさんの日本語じゃなきゃイヤン。』とは少し違うんだと思います)。
なお、私はこの記事で私はいろいろなソフトを挙げていましたが、現在実際に使っているのは『ClockPod』です。時計表示など、IME関連以外の用途にも活躍してます。
次に、『SetCaretColor』(参考、『林檎の木』、『窓の杜』)。
IMEオンオフの状態によって、キャレットの色と幅が変化するようになります。簡潔、明瞭、迅速。キャレット位置への追従が遅れたりしません。シンプル志向の方におすすめです。
最後に、『ImeTray』。
マウスカーソルのそばにIME状態が表示されるようになります(『IMEカーソル』と似た趣旨です)。IMEパッドの「手書き」にデフォルトで表示される「ウ」を自動消去する機能もあります。痒いところに嬉しい気配り。難しい単漢字をよく入力される方にぴったりです。
作者さんの意欲、配慮に頭が下がります。日本語IME以外にも対応しているとのことです。
*
ついでなのでおまけ情報。
どこで拝見したか忘れてしまいましたが、誤入力対策としてはこんな方法もあるそうです。
・「IMEをオンにするショートカットキー」と「IMEをオフにするショートカットキー」を別に設定しておく。
・そして「入力したいモードのショートカットキーを押してから文字入力する」癖をつける。
「オンオフが半角/全角キーのトグルになっている」から現モードを勘違いしてしまうのであって「個別のモードを個別のキーに分けている」なら混乱はしなくなる、という考え方。理にかなってます。手になじんだトグル操作を捨てられるかどうか、難しいところではありますが……。
そこまでしなくても、とりあえず。MS-IMEショートカットキーの再確認はおすすめです。「Ctrl+変換」「Ctrl+T」「Ctrl+Delete」など、入力効率に大差が出るものもあります。
事実上、これは“スーパーコピー4時間単位の計算”の命名する製品が4つの小さい時計の文字盤の平行する順列の表面の中の設計をを通じて(通って)を表を作成する業にして盛んな活気を持ってきました。イタリアのデザイナー達は2010年のバーゼル国際展覧会の上でますらおぶりを強調する“4時間単位の計算”のファミリに公衆の反応を求めにくるように出して、そしてこのアイデアが普及を得た後でそれをの製品のシリーズに組み入れました。