2005年05月08日

前歯のつめもの

 いまテレビで映画『ホーンティング』がやってるんですが、どんな映画かとネットで調べたら絶不評のようです。ホラー映画だけど「怖い」というより「お金のかかり方が笑えちゃう」ようです。面白くなさそうで面白そうなので録画してます。あとで見よう。

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 前歯の裏のつめものが取れました。年始ぐらいからかな、去年からだったかな、ちょこっと浮いてる感じはしてたんですが、先日とうとうポロッと落ちました。どーにか元のところに収まんないかなーと思って鏡の前であれこれしてたんですが、うまくゆかず。数分間あれこれ試して、手からこぼれてゴミ箱に落ちて、終わりです。やっぱり無理か……そうだわなあ。

 しょうがないので歯医者に行かねばなりません。嫌いなんだけどな、歯医者。苦痛なとこだけ回復してくれればいいのに「ここも悪い・あそこも悪い」っていい始めるんだから。って悪いところを溜め込んでる私が悪いのか。ああーっ……。

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 つめものが取れたので、お茶や水を飲むと、しみます。息を吸い込んで風が当たってもしみます。飲み物は、前歯に当たらないように飲めばしみないわけですが、これがなかなか不便です。普段の行動が取れないというのは面倒なものですね。普通にカップを手にして普通にこくんと飲むことができない。おそるおそるになってしまう。

 前歯の裏側にバンソウコウを貼っても見たのですが、口の中というのは濡れてますので。バンソウコウがくっつかない。そうだ、と思い立ち「つめものが取れたあとの穴にご飯粒をつめれば、液体も風もあたらないのでしみない」ということを発見しましたが、始終ご飯粒をつめこんでいるのは逆に歯科衛生的に問題がありそうでちょっと採用できません。

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 で、ゴールデンウィークも過ぎて約1週間ほど経ったわけですが……慣れました。いま「100万円あげるから一生そのままで」なんて言われたら100万円を取るでしょう。というのはちょっと大げさですが、というか100万て安いような気もしますが、そんなこたぁどうでもいい。……で、なんの話でしたっけ。前歯。そう。

 普通に口を閉じている状態では何もしみたりしないんですが、つめものがとれてから、常に舌先で前歯に触れる癖がついてしまいました。その穴に何があるというわけでもないのですが、触れてしまう。

 患部が気になるということもありますが、すぐ触れられる位置に明確な凹凸があるということが大きいようです。普通じゃない位置に普通じゃない凹凸がある、ついつい触って確かめてしまう。妙な行動をとるものです人間というのは。いま「100万円やるから一生触るな」と言われても、私は触る方を選びます。1000万円だったらちょっと考えます。
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2005年04月12日

薄紅色の…

『DAKARA』のCMで体操をやってるでしょう。あれは実際にやってみると数倍たのしめますよ。「そんな時でもないと体操なんてしない」なんて人も多いのではないかな(いや、朝礼とかで体操する会社もあるか?)。おすすめです、肩甲骨をぐるぐる回すと気分がほぐれます。肩を回すぐらいなら椅子に座ったままでもできるしね。

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 さて、突然ですがクイズです。この写真の花は何でしょうか。

 あ、CMも肩甲骨も関係ないですよ。

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2005年04月11日

春の亀山

 きのう10日(日)、名古屋と亀山に出かけてきました。名古屋では栄の専門学校4箇所に『ポエトリーカレンダートウキョウ』と『詩のあるからだ』のチラシを置かせていただきました。

 金山ではまた『なんで屋』さんに出会いました。今日は賑やかでしたよ。スタッフの女性とちょっと立ち話しました。前回私が「きれいすぎるような」とおもったポストカードは、会の中で絵や文を分担して考え、選抜して製作しているそうです。絵に文を選んだり、文に絵を選んだり。なるほど、そういうのもいいよなあ。
 前回の私の疑念についてのようなことを話していて「けっこう考え方が近いのかもしれないですね」と言われました。そう、たぶん考えは近いんだと思うんですが、何かちがうんですよね。もしかしたら「露店をやるほど踏み切れるか」どうかの違いかもしれない。「役目」や「できること」を信じる強度の違いというか。

 栄の地下街だったかな、売店でふと『CHERRY』はあるかと聞いたら「その角をまがって階段のそばのお店にある」とレジのおばさんが教えてくれました。
 以前大阪で同様の質問をしたときも「どこそこの店にはあるはずだよ」と優しく言われました。煙草屋さんって横のつながりがあるのかな。お客を奪い合ってギスギスしたりしてないのかな。それとも『CHERRY』って銘柄にそんな雰囲気があるのかな。

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 亀山では、先日ご紹介した『紙の劇場 あめつち』を観覧してきました。『月の庭』さんはやっぱり魅力的なところでした。地区の周囲をぐるっと歩いてみたんですが、家並みがいい感じに褪せた木造で。とってもおもむきのある町でした。
 住むには不便かもしれませんが、坂が多いのも風景を魅力的にさせてるんでしょうねえ。ちょっと歩いただけで視野がどんどん変わっていく。

 途中、桜の咲いている公園で煙草を吸っていたら、親子が散歩して通り過ぎていきました。娘さんは4歳ぐらいで「ねえ、さくらきれいだねえ」なんて言って。父親も「そうだねえ」なんて言って。平和だなあ……。
 と、後ろから女子中学生の一団が自転車で近づいてきました。親子は道をあけ、中学生は軽く「こんにちは」と言って通り過ぎようとしました。すると娘さんがひとこと「おなまえは?」。なんだかもう笑ってしまいました。

『あめつち』は、絵に文をつけ、それを朗読し、そこに即興で音楽をつけるというものでした。朗読は、大道芸人さんもいれば『月の庭』の厨房スタッフさん、畜産高校の先生など。演奏はジャンベや三線、バイオリンなど。イメージ元の絵はプロジェクターで壁に投影されます。
 作りこんでいる部分と、作りこまれていない、ふわっとその場で現れるものとがよくミックスした会でした。胡弓の音が、三線やバイオリンと合わさると人間の声のように聞こえました。

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 一日、歩いて電車に乗ってで疲れはしましたけれど。ひさびさにリフレッシュできたような気がします。動いてよかったと思いました。

 ここのところ最高気温が20度を越える日が続いてましたが、明日は10度ちょっとまでぐっと下がるらしいですね。温かい春が続けばいいのにな。

 帰り、コンビニに寄ったらもう肉まんは売ってませんでした。『ジャンプ』に浅田弘幸の『蓮華』が載っていました。
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2005年04月05日

新サイト設計中

 あたらしいサイトのテンプレートを作っていました。前にちょこっとここにも書いたことがありますが「詩論」を「戦わせず・真面目になりすぎず」に交流したいという趣旨のサイトです。実働したらかなりしちめんどくさい(もしくはかなり閑散とさびれた)ことになりそうでそれが目下の不安なのですが、やる価値はあるとおもうので企画は進行中です。

 この企画では「真剣で偉そうで難しくなりがちなこと」を「どんなんだってOK」「立派じゃなくても、整理されてなくてもいい」と丸くやさしく包む必要があります。真面目さや意気込みを反映しすぎちゃうと、それに着いてこれる人しか楽しめなくなってしまう。
 だから「いろんな人の意見がそれぞれ並び、全体としては混沌」なのだけれど「どんな文章でもきれいに見える」シンプルかつ整ったデザインをしなきゃなりません。長丁場の企画になる予定なので、見飽きない・それでいて特徴的で一見すれば記憶に残るデザインがいい。
 そんなの、できるのか?

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 できました。まだテンプレート(ひながた)1ページだけですけど。これはっ。すごいっ。私は天才かもしれぬ。(背景画像の配置で表現した)丸角テーブルを基調としたデザインです。シンプルで丸っこく、適度にチープでお気楽で風通しがいい。
 今回、ラフも書かずに頭の中にあったものをいきなり作ってみたのですが、思いのほか良い仕上がりになりました。ページ上下に階層移動リンクも完備。操作性もいいです。

 自サイト『ZERO−BPM』のリニューアルをしたとき、『詩のあるからだ』のサイトを作ったとき、このBlogを改造したときもですが……私は「こういう方面に対応したいからこういう印象・機能が必要でこういう素材をこうしてああして」という作業が好きだし得意みたいです。デザインというか演出というかパズルというか。工作少年でしたしね。

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 企画はじわじわ進行中です。早いうちにプレ公開して、企画趣旨を説明できたらと思っています。
 ああ『めろめろ』、のコラム担当日もじわじわ近づいてきてるな……そろそろ準備しないと。
posted by 若原光彦 at 01:20 | Comment(0) | TrackBack(0) | 近況

2005年03月29日

ぽえ茶最終回

 27日(日)、名古屋へ行ってきました。フライヤーをリュックに詰め込み、早めに家を出ました。あちこち回ってチラシをおかせて頂こうと思ってました。

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posted by 若原光彦 at 22:52 | Comment(0) | TrackBack(0) | 近況

2005年03月26日

親戚一同

 今日、私の母方のいとこが結婚式を挙げました。その前日、昨日は「こんな機会はそうないから」ということで母方の親戚一同が岐阜に集まり食事会をしました。私は今日の式には出なかったのですが、昨日の食事会には参加しました。

 楽しかったです。いい人たちでした。母方の人間は、多くが飛騨の山奥の育ちで……つつましく穏和で、身の丈に合わない話や高望みをせず、庶民的で生活的で、でも感覚的にどっか現実とズレてるようなところもある……良い意味で「人のよい」人たちでした。
 いとこたちや祖父・祖母とは10年以上ぶりに会ったのですけれど、みんなまだまだ元気そうでした。祖父は昔と同じ飛騨の訛りで、私が幼少の頃と変わらず「おおでこうなったでこうなった」と嬉しそうに言っていました。
 ま、おじさんがたからお決まりの「次は○○の番かな(笑)」なんて発言もでたりして、ね。親戚の集まる席というのは私は苦手だったのですが、今回は楽しかったです。飛騨の気質なんでしょうか、母方の親戚は言葉も顔立ちもソフトで、素朴な気品のようなものもあり……一緒にいて心地よかったです。会えて嬉しかったです。

 ……Kさん、ご結婚おめでとう。
posted by 若原光彦 at 23:29 | Comment(0) | TrackBack(0) | 近況

2005年02月26日

書いたり考えたり読書したり

 また本を読んでいました。レイモンド・カーヴァー『必要になったら電話をかけて』。ポール・オースター『偶然の音楽』。丸山薫『現代詩文庫・丸山薫詩集』。
 オースターはやっぱり面白かったです、シンクロしやすくて好みに合うんでしょうね。『偶然の音楽』はかなり破滅的な物語でちょっと気がふさぎましたけど。先の展開が読めない感じと、既に読めているような諦めた感じとがあって良かったです。好きだな。
 丸山薫は、海上や船内の詩が多かったです。バシッとした面白さというより、詩らしく渋いものが多かったです。先述の『原子香水』みたいなのを期待してたのでちょっと意外でした。散文詩が多かったのも驚いたな。
 なんか……ちょっとトーンダウンしてきました、ここしばらくの読書熱は。と言っても、図書館へ返本しに行けばまた借りてしまうんだろうなあ。

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 いまちょっと、考えていることがあります。大阪で何人かと詩論っぽいことを話してみて、それがとても興味深く面白くためになったので……これをweb上でもできないかなって。
 とは言っても「正論は人を傷つける」ので。互いの主張をはり合わせるみたいな場にはしたくないです。
 まだ考え中です。「これはこうしたくないからこういうシステムにしてそれだとこういう方面のガードがあくからこれを設置してそうするとこういう問題が……」って。楽しいです。『詩のあるからだ』のサイト制作をした時に似てます。設計かゲームデザインとか、そういうことが好きなんでしょうね。
 ……地道な事務処理能力も要りますけど。設計だけでは机上で終わってしまうから。

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 昨晩、ある一篇のタイトルづけにずーっと悩んでいました。その詩の内容は「自然」「人間の身勝手」「親」「子」「発見や発掘」「剥奪」「フロンティア」「声なき声」「精霊」といったようなもので、これら全部を暗示し象徴する言葉が浮かばなくて。さんざん苦しみました。goo辞書を引きまくりながら数時間。ああでもないこうでもない、これはどうだあれはどうだと延々。英訳してみたり逆引きしてみたり漢字一字から類語を探してみたり。『いつになったらこの迷路から出られるんだろう……』
 全部で50以上のタイトルをひねり出したのかな。かつてなかったことです。『もうめんどくさいから「アンタイトルド」とでもしてしまおうか』と思ったのですが、午前2時ごろだったかな、ベストな単語が発見できました。うれしかったです。『ああ、私の言いたかったことはこれなんだ!』って知らされたような。すがすがしい気分がしました。
 ……この詩はweb同人詩誌『めろめろ』に出します。私は『めろめろ』を「自サイトより投稿サイトより、多くに人にしっかり作品を読んでもらえる場」だと信頼しています。「めろめろについて」には「読み捨て雑誌を目指します」ってありますけど。書き捨てられていることはあっても、読み捨てられている感じはないです。

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 そうそう。2chはしばらく見ないことにしました。何かあったわけではないです。ただ、あの熱気に呑まれると時間も視点もせばまってしまう気がして。最近、落ち着いて本でも読みたい気分なんです。
posted by 若原光彦 at 19:44 | Comment(0) | TrackBack(0) | 近況

2005年02月15日

帰ってきました。(大阪滞在記)

 大阪に『鉄腕ポエム6』観戦に行ってきました。帰ってきたとたんに書くものだらけ・読むものだらけでわたわたしています。出かける前からわかっていたのですけれどもね。

 大阪では、11日(金)に時間があったので映画『パッチギ』を見ました。12日(土)も時間があったので日本橋の電気街を歩きました。13日(日)は水尾さん由井さんタジカさんと動物園に入りました。
 自分で宿は取っていたのですが、流れ流れて門限を過ぎ、ひとさまの家や宿に入り込んで2泊しました。感謝です。

 ……つらつらかくと長くなってしまいそうなので箇条書きにしてみます。

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posted by 若原光彦 at 10:06 | Comment(0) | TrackBack(0) | 近況

2005年01月31日

30日。(後編)

 金山駅から地下鉄で移動し、いよいよ『ぽえ茶』へ到着。大遅刻も大遅刻、残り40分程度という状態からの途中参加となりました。明上さん、ツバキさんなど、久々にお会いする顔があって、初めてお会いする方も居て、嬉しかったな。ISAMUさんは何故か「ドリフの雷様」みたいなアフロヘアーになってました。ハナミさんはパフォーマンス指向の演目をされていて、途中の場の繋ぎ方がなんだか好きでした。

 私は『ぽえ茶』の雰囲気で読む詩じゃないと自覚しつつ、前後に緩衝材を挟んだうえで『不死者達へ』という詩を朗読しました。この詩は、宮沢賢治の『サキノハカといふ黒い花といっしょに』という詩を読んだ数日後、突然書けた作です。
 いろんなリーディングに触れてきて……「完成された詩は作者を作品から切り離し作品だけで自立する、作者が隠れるけれど。自分(作者)を隠さない方が生身のリーディングとしては正しいんじゃないか? 私は生身をさらす詩を書いていないよな? そうした作品も少数であれ持っておくべきじゃないか?」と、思うようになって数ヶ月。やっと書けた「生身めいた詩」です。そういった意味で感慨がある。
 また、自作を読み返して泣いた、初めての作品でもあります。この詩を読むたびに私は震えます。「死ね」「死んでしまえ」という自分の最も嫌う語調を、自分の納得いく形に使った詩なので、自作でもその言葉にはドキドキするし、その内容には叩きのめされる。ラスト4行を思い出して、電車の車内が急に美しく愛しく憎く見えてきたりすることもあります。「みんな死ぬんだな」って。あした世界が終わるような気持ちになって、動悸がする。心拍数が上がる。生きてる実感がして、野蛮な力がわく。……私にとってはそういう詩です。いち読者として出会いに感謝している。

 で、そんな作品を初めて人前で朗読したのですが。原稿を持つ手が、印字が読めないぐらいにブルブル震えていました。リーディングを始めた頃よりも大きく速く。しかも行が進むごとに震えが増していく。やばいと思いました。何がどうやばいのか解らないけれど。やばい。これはやばい。
 あとで数人が言ってくれたのですが、この朗読は「よかった」そうです。でも、声色も姿勢も目線も無計算だったし、途中でつまったし、読み間違えもしたし……。しかし「よかった」というのはテキストの良さなのか、本当にリーディングが良かったのか。たぶん、両方だったのかな。自分で言うことではないけれど。この時、声量と気迫だけは妙に出てましたから。
 それにしても……手に負えない自作だと思います。いつか、震えずにこの詩を朗読できる日が来るんだろうか。……怖いな。読むたび毎回ドキドキすることがじゃなくて。いつかドキドキしなくなるかもしれないということが、なんだか怖い。

   *

 17時で『ぽえ茶』は散会、うどん屋さんに移動して恒例の二次会となりました。体調の悪い者2名が互いを「つわりじゃない?」と評するという危険なギャグも体験しました(笑)。うわー。いいのかこんなこと書いて(笑)。

 二次会の散会後は、一部の人はカラオケに行きました。私は(カラオケの雰囲気がそれほど苦手というわけでも無いのですが)「今日をカラオケの雰囲気で締めくくるのは、やめとこ」と思いまして。金山駅でみなさんと別れました。
 夜、すっかり暗くなった金山駅では『OMOCHA?』というユニットが弾き語りをしてました。煙草を吸いつつしばらく聞かせて頂き、数曲目が終わったところで立ち去ろうとすると面と向かって「ありがとうございました!」と歯切れの良い挨拶をされました。……今まで見たストリートパフォーマーに、感謝の挨拶を・しかもこんな爽やかな挨拶をした人は居ませんでしたよ。「ううむ、みんな見落としがちだけどこれは好感度アップの実用的ポイントだよなあ。いや、あの挨拶はあのお兄さんだから出来ることで、誰でも真似できることじゃないのかな。でも、学ばせてもらったぞ」……と、良い気分で切符を買い駅構内へ入りました。

 電車の車内では、先日録音したラジオドラマをMP3プレーヤーで聞いていたんですが……相席になった中高年の数名が、なぜか「雷門」の紙袋を持っていて。おばちゃんがまた大声で話すんだ、ちょっと遠い席のおばちゃんと。座席から身を乗り出して。
 なんだか面白そうなので、ラジオドラマは停止して、おばちゃん達の会話に耳を傾けていました。だれだれがチラッとテレビに映っただの、あの寺は入場無料だったでしょだの、あの寺は毘沙門天だっけだの、まあ、若い女の子だったらかしましいんだけど……おばちゃんだものなぁ。おばちゃんだと「おばちゃんだものなぁ」という気分になってしまうなぁ。嫌な気分ではないのだけれど、なにか、こう……。
 いや、おばちゃんを差別するつもりはないですよ。そんなつもりはこれっぽっちも、なかんずくなくもないわけがないですぞお、ぞお。

   *

 駅で、電車から降りて、駐輪所で自転車に乗って。ファミレスに向かいました。なんだか良い精神状態だったし、明日の用事も無かったし、カバンには買ったばかりの本が4冊も入ってるし。ファミレスで夜明かしすることに決めました。ドリンクバー飲み放題そして喫煙席タバコ吸い放題。嗚呼不健康。

 店内は、あいかわらずの田舎のファミレスの空気でした。男女とか、女性二人組とかが「仕事変えたい」「決め付けしてくるのだけは我慢できない」「あの子はさあ」なんて話を延々としている。それが気に障る時もありますが、この日はいい感じにお客さんが多く、めいめいの声が交じり合い単なる雑音(モブ)になっていたので気になりませんでした。

 ……さて、どの本から読むべきか迷いました。『短歌ヴァーサス』は自宅でも読めるでしょう、面白いし、短歌は好きだから。『首なし』も自宅で読めるかな。部屋を暗くして、コタツに入って、手元だけ電気スタンドを点けて読むとか、よさそう。『現代詩作マニュアル』も家で読めるよな。文調が軽いし。
 今このテンション、この場所でしか読めないとなるとやっぱり『現代詩手帖』だな、ということで票決が下り、これを恥ずかしげも無く読み始めました。少年三人に小声で「サムライみたい」とか言われながら。開いても勝手に閉じようとするページを灰皿で押さえながら。二段組や三段組の小さな文字を遅々として追いながら。あっというまに4時間が経過。一気に読破しました。馬鹿かお前は。
 ……ま、本の感想はまた別に書くつもりです。とかく「特定の詩人を専門用語タップリで初心者排除の方向で特集してくれる」ような、読みたいけど読めない『現代詩手帖』ではありませんでした。『現代詩手帖』としては当たりの号です。詩の現状に敏感で長文に耐性のある人ならそこそこ刺激になるんじゃないかな。
 その後、続いて『現代詩作マニュアル』を読み、これは(文がスマートですいすい進んだので)2時間ほどで読み終わりました。すごく面白かった。これも、感想はまた別に詳しく書くつもりです。本当に良い本だった。手放さぬぞ。

   *

 深夜4時半、ファミレスから出ると外は小雪が舞っていました。近くのオレンジ色の強い照明が雪の粒を暗闇に浮かび上がらせており、綺麗でした。写真を撮ろうかとも思ったんですが、カメラの入ったカバンを自転車のかごに突っ込んでしまったし。さむいし。早く帰ることにしました。家で荷物を降ろしてから、家の近所の街灯に照った雪粒を撮ればいいだろう、と思って。
 小雪が舞う中を、MP3プレーヤーで『Jupiter』『アルジュナ』を聞きながら自転車で駆け抜ける。視界が、神聖な、美しい、幸福なものに感じられました。

   *

 家の車庫に自転車を停め。扉のカギを開け、玄関に荷物を置いて、カメラを手に再び屋外へ出ました。
 近所の街灯へファインダーを向けると……あら、雪の粒がぜんぜん浮かび上がっていない。目視でなら見えるけど、写真に写るような明確さはない。そうか、普通の街灯じゃ光の量も指向性もこの程度なんだ。しまった……やっぱりあのファミレス横の、ライトアップ用のオレンジの強い光のを撮っておくんだった……。
 そう思っていたところへ朝刊配達のバイクが通りかかりました。のでそれを撮影。うーむ、これでよしとしておこう。まあ、いい一日だった部類に入るんじゃないの、なんてね。
posted by 若原光彦 at 19:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 近況

30日。(前編)

 30日、日曜。名古屋へ行ってきました。オープンマイク『ぽえ茶』に行くためというのが第一の目的ですが、そのほかにも用事がありました。

   *

 まず、雑誌『短歌ヴァーサス』の購入。JRの改札を出て、名古屋駅ビルのエレベーターへ。11階の三省堂、その文芸雑誌のコーナーへ、と……ない。『短歌ヴァーサス』がない。『現代詩手帖』はあったんだけど。
 何気なく、その『現代詩手帖』を手に取りめくってみると。特集が「詩の森文庫 入門から専門へ」となっていました。「『詩の森文庫』って何だ? ハルキ文庫みたいなのがまた出たのか?」と呆れつつ、特集記事をななめ読みしてみると、全然違うということがわかりました。「詩の本(詩集や詩論や詩史)って何を読んだらいいのかわからない!」という人の「導き手」になるべく、思潮社が開始した新書シリーズだそうです。記事の寄稿者の意見はおおむね「スタートにふさわしい10冊だ」といった好意的なもの。ほう、これは面白そうだ。記事では「読者」「出版者・編集者」について書かれており、ゆえに詩の現状や未来への期待が散らばっていました。「興味のある特集だなあ、久々に『現代詩手帖』読んでみようかな」と、買うことにしました。高いんですけど。1200円。

 ついでに、一角にある文芸社のコーナーへ。以前ここですごく変な小説を見つけたんですよ。『首なしなのだが首なしは本当は首があるのだ。首は』なんて文章が延々と続く、ホラーでも前衛でも長編詩でもないような、奇譚。その時は「へえ、こんなのもあるんだ」と思っただけで買わなかったんですが、後になってからどんどん気になってきて。また探してみました。
 書名が思い出せなくて時間がかかりましたが、ありました。よかった、誰にも買われてなかったか(この辺ちょっと複雑な思い)。山本幸生『首なし』。これまた1200円。高いのか安いのか……まあしかたないか……。

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 ともかく。本題だった『短歌ヴァーサス』が見つからなかったので。名古屋駅からちょっと東に歩いたところにあるジュンク堂へ向かいました。とちゅう偶然、前を歩いていた女性(なんであんなにヒップを振る歩き方してたんだろ?)の後をつけてるみたいな状態になってしまい「まずいなあ」と思ったのですが、女性がピタと足を止めて私を一瞥。私はそれを無視してそのままのペースで先に進むことにより、事態は解決されました。冬は人を警戒させます。冬のせいですみんな。冬のこわばり。

 ジュンク堂の詩歌コーナーには、ちゃんと『短歌ヴァーサス』がありました。それも1号からのバックナンバーまで揃ってる。「うわあ、最初っから通して読みてぇ〜」と思いましたがそんなに一度に浪費していいのかと思い留まり、最新号だけ手にしました。
 コーナーには、先述の『詩の森文庫』の10冊も置いてありました。ほうほう、と10冊それぞれ手にとってパラパラっと見てみて。エッセイ、詩論、評論、詩史……なるほど。これは確かに「導き手」だわ、と納得する内容とラインナップでした。これは楽しみだ。うん。
 でも……やっぱりなんか、難しいよ。とも思いました。エッセイは散文詩めいてるし、コラムや詩論、評論は専門用語や時代背景、時には政治思想の理解まで必要とされる文章だし。たしかにプロの導き手ではあるんだけど、この人に連れられて登山とかしたら逆に大怪我するんじゃないか、という感じ。うーん。読みたいけど読めないな。
 ただ、1冊。野村喜和夫『現代詩作マニュアル』は、出だしも平易で論理も中立的でした。しかも内容は、現代詩50年の解説と、詩の基礎理論と、詩の用語集が1冊になっておりかつ大量の作品引用を含むのでアンソロジーとしても読めてしまうという。なんたる1冊。『短歌ヴァーサス』と一緒にレジへ持ってゆきました。
 目的も達し、いい本にも出会えて、ほくほく。……と、店から出たところで時計を見ると。店に入ってから、30分以上も過ぎていました。そんなに立ち読みしてたのか、私は。まったく予定が狂ってしまった。時間がない。

   *

 とそのまま慌てて『ぽえ茶』に向かえば良かったのかもしれませんが。地下鉄の車内で「そうだ。あの煙草『CHERRY』をまた買ってみようかな」と千種駅地下に寄り道し。「面白い人いるかな」と金山駅でストリートミュージシャンを立ち見してしまい。あっという間に『ぽえ茶』遅刻が決定。

 金山では、言葉をカードに毛筆したものを展示・販売・リクエスト受付していた『夏海』という方、『an』のCMにタイアップが決まったというバンド『AZURE』、弾き語りの『gansu』が3点に分かれて立っていました。
 一番客が多かったのは『AZURE』。スピーカーで大音量を出して、他の2組を困らせてた(笑)。あと、マネージャーなのか何なのか、ギャラリーの先頭に、無愛想な顔をして振付だけ完璧にやってる男性もいました。知人か固定ファンらしい女性陣もいました。うーん、なんだか知らんがその「強者」っぷりが気に食わぬぞ俺は(笑)。

 書を並べていた『夏海』さんも、今ひとつ好きになれず。私の関心は『gansu』さんに向いた訳ですが、ギターを持って立ってはいるのだけれど、演奏していない。どうも『AZURE』の音が大きいから、という事で弱気になっているみたい。気にせず張り合ってやっていいのになあ、と遠目にやきもきしていると『AZURE』が休憩に入りスピーカーの音がやみました。
『gansu』さんの歌声は、高音でプレーンなものでした。「遠くからは男の子に見えたんだけど、女の子だったのかあ」となんか恥ずかしくなりながら聞いてました。でも1曲が終わり「どうぞ」とチラシを渡されたんですが、その「どうぞ」の声が。低い。まるっきり男性の声。フリートークを聞くに「よく女性に間違われる」のだそうです。そして「本当は2人組なのだけれど、いま相方は東京に居る」とのこと。どえらい遠距離ユニットだなあ……。
 さらに話によると「相方もいま東京で路上ライブしてる筈」「実は今日は相方の誕生日」とのこと。「では電話してみましょう」ということになり、観客に電話が回され、それぞれ「おめでとう」とか「カゼひかないで」とか「がんばって」とか「じゃ・タモリさんに代わります」とかオイ。楽しいじゃないか。こら。
 その後『gansu』さんはバンプオブチキンの『車輪の唄』を奏でて。おなじみさんらしい女子高生も現れて。なぜか『gansu』さんのカバンからカエルとクマのプーさんのマペットが登場して。写真とか撮られて。……す、すごい。路上ってすごい。その打ち解け方はいったいなんだ。

 私は最後まで聞かず、マペットが登場したあたりでご無礼しましたが、面白かったな。演奏を聞きながら、お客さんに居たご婦人と雑談もしました。普通のその年代のご婦人と、なにか目の輝きが違う人だったので話しかけてみたんですよ。「何かされてるんですか?」という所から会話が進むに、ほうぼうの大学の公開講座に通ったり、東京までライブを観覧に行ったり、政治を勉強したりお茶を習ったりしている、アグレッシブでノンジャンルでパワフル知的セレブなお方だったようです。大都会って、そういう生活ができちゃうのかなあ……と少々圧倒されました。田舎者の自分としては。
 思い出したんですが、そのご婦人は私のことを「メンズノンノとかに出てそう。あなたも東京進出しそう」とおっしゃいました。寒風で唇は荒れ髪も乱れた身長167そこそこの男に何を言うか。うれしいようなかなしいような。唐突なことを言われると、喜びも悲しみもできないようです、人間は。
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2005年01月20日

胸でも腹でもないところが

 なんか……よくわからん調子です。「えらい」とか「だるい」とかいう風ではない。「気持ち悪い」、それも胸でも腹でもないところがムカムカと気持ち悪い。こんなの初めてです。

 カゼを自覚したのは16日の夜です。背中が、ぴりぴり、引っぱられるような感じがする。「これは悪寒かな? それとも精神的に興奮してるだけか?」まもなくして鼻水とせきが噴出。しかもただのせきではなく、このまま内臓はいて出ちゃうんじゃないかというようなヘビーなやつ。せきをした後は必ず涙目。とまらない悪寒。むくれあがる顔。いかん、し、死ぬ。
 17日、18日と、症状は悪化するばかり。体温を計ると38.4度。でも自分のひたいに手を当ててみてもそんな熱さは感じない。全身がおかしくなってるとしか思えない。もう一度計ると今度は37.5度。もうどうにでもしてくれ……。

 19日になって、事態がやっと改善に向かいました。熱も下がり、鼻水も収まった。ただ、目覚めた瞬間に「?!」悶絶した。腹でも胸でもない辺りが痛い。ズキズキムカムカする。
 胸の中心に骨がありますよね。上からなぞっていって、この骨が途切れるあたり……肋骨と腹筋の間のところ。そこがムカムカと痛い。わけがわからない。何が起きてるんだ。
 夜、医者に行きました。「カゼが治りかけの状態で、胃の粘膜が痛んでるのと、せきで腹筋を痛めてるのと両方だろう」「特に腹にしこりがあるとかではない。健康」とのこと。良いのか悪いのかよくわからん!!!

 寝てりゃ治るんだろ、ということで19日はとにかく寝て、今日20日。カゼの症状は消えました。鼻水もせきも出ない。熱もない。だるさもない。しかし「胸でも腹でもないところ」はまだ時おりムカムカします。食ったもの吐いちゃいそうになる。
 てめえがこんなに弱かったなんて、知らなかったな……。
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2005年01月16日

15日『クリアポイント』いってきました

 昨日1月15日、名古屋のTOKUZO『クリアポイント』を見に行ってきました。現代短歌の朗読ライブです。

 面白かったです。うろ覚えですが「近づいてくる大怪獣を非難できるのは、まだそれが遠くだから」という意味のものとか。うはっ、ニヤッ、とさせられる歌がたくさん続きました。
 短歌ってやっぱり好きです。叙情とともにユーモアが味わえます。にまにましちゃう。事象から詩を見つける行為はウィット(機知)を利かせるということと非常に似ています。凝縮の結果なのか、川柳や短歌では特にそれが強く感じられます。……面白いんですよね、詩みたいにくだくだしてなくて。好きだな。

   *

 朗読については、ポエトリーのそれとの微妙な関係を見ました。違うのでもない、もちろん同じでもない。同じ「詩の朗読」という範疇にあることは明確だけれど、全体的なトーンが「短歌色」でした。

 ポエトリーの場合、朗読に際して「叫び色」や「民話色」、「ラップ色」や「告白色」など多数のバリエーションが出ます。それぞれのテキストを生かすために、一種ふっきれて色を持ってゆきます。それぞれの道、それぞれの作風があるわけです。
 短歌の場合は(もちろん個人的な傾向・作風はありますが)「短歌」というフォーマットを共通して使用しています。「短歌の朗読」をしようとすると誰でも「短歌色」を通ることになる。
 今回、歌人さんによる「現代詩」の朗読(「ポエム」や「ネット詩」ではありません。荒川洋治・吉原幸子・田村隆一・宮沢賢治などの「現代詩」です。もとい、その朗読)もありましたが、そのセレクションも「短歌色」を帯びたものでした。節度があり、季節感があり、情緒があり……。
 同様のことは、朗読だけでなく、場の雰囲気やお客さんにも現れていました。みんなすごく静かに聞かはるんです。テーブルの飲み物にも手を伸ばさない。背筋が伸びていて、何人かは目を閉じて、じっと聞いている。ポエトリーの猥雑さ・バラバラ感はなく、礼儀正しくひとつの船に乗っている感じ。

 とても勉強になりました。フォーマットが統一されたイベントでは、それに応じたムードを帯びるのですね。こないだオープンマイクが済んだばかりということもあり、そんなことも考えながら観覧していました。
posted by 若原光彦 at 22:51 | Comment(0) | TrackBack(0) | 近況

煙草『CHERRY』初体験

 昨日、名古屋に行った際に自販機で『ピースライト』を買い足そうとしたら。見慣れない銘柄の煙草がありました。『CHERRY』。紅と白のシンプルなパッケージで、中央に桜の花がひとつ銅色で渋くプリントされています。
「これってあれだ、“さくらんぼの煙草”ってやつなのかな」
興味を持ったので『ピースライト』ではなく、それを買ってみました。……で、その夜は鞄に残ってた『echo』を吸ってました。

 そして今朝、自宅自室。
「すがすがしいあさだなあ。よし、あれを吸おう。さっぱり和めそうだ」
と紅白のパッケージを開封。アルミ紙を破くと、ぽわ〜んとジャムや干しフルーツのような甘酸っぱい香りが! 嬉々として一本取り出すと、白いフィルターには紅色の刻印。とってもおしゃれです。
「うわあ、なんて素敵なんだ。こんな煙草もあったんだなあ」
感心しながら口にくわえて火をつけました。

 ひとくち吸い込んで悶絶しました。
「ぐっはーッ! なんじゃこりゃあ!」
 めちゃめちゃきつい。パッケージを見直すと、タールは15mg、ニコチンは1.1mgでそれほど重量級な値じゃない。なのにこの劇物感は何だろう。口内では割合さっぱりした風味をしているのですが、そのまま安心して吸い込むと喉を通るときにむせます。衝撃がいきなり強まる煙草です。『なだらかな草原を散歩していたら丘がいきなり傾斜角45度になった』ような極端な変化。カーブ曲線があまりに急激。甘く見てると骨折します。

 いやあ、おそぎゃあ煙草があったもんです。怖くてなかなか吸えません。持ってるだけ、嗅ぐだけで「よし。今日はここまでにしといてやるか」って気分になります。節煙にはいいかもしれないなあ。
posted by 若原光彦 at 08:50 | Comment(1) | TrackBack(0) | 近況

2005年01月14日

1月12日『詩のあるからだ』ありがとうございました

 12日(水)、自分が主催をしています名古屋八事のオープンマイク『詩のあるからだ』がありました。多彩な方々にご来場・ご出演いただき、感謝です。
 今日、公式サイトにレポートをアップしました。

詩のあるからだ
http://www.h3.dion.ne.jp/~rayboy/shinoa/
詩のあるからだ:きろく:2005年1月12日のきろく
http://www.h3.dion.ne.jp/~rayboy/shinoa/kir-2005-01-12.htm

 由井さん、志野さん、水尾さんの日記でもそれぞれの感想が拝見できます。勉強になるなあ。

   *

 今回ところどころで空気や進行が怪しくなったのは、自分の司会調整役の未熟さが原因だと思っています。録音を聞いてみましたが、自分の声がいちばんナヨっとしていました。これじゃだれてくるよな。
 みなさんに配慮する必要もあるし、ジョーカーとして出演を果たす必要もあるし、管理者としてルールに厳しくなる必要もある。……難しいな、司会って。「ああ、初めていらした方も多かったのに、もったいないことをしたなあ」というのが自分への評価であり、立場的な感想です。

 いち観客としては、バラエティ豊かでグッドな夜でした。こんなに一度に楽しめる会はないぞ。いや、楽しめたかどうかは人それぞれだろうけど、私は何でも面白がれてしまうから。観客としては、とても得した気分でいますよ。
posted by 若原光彦 at 23:03 | Comment(0) | TrackBack(0) | 近況

2005年01月11日

倚りかからず

 PCラックの前に座るとき使っている椅子から、ひじ掛けを取り外しました。この椅子は粗大ごみの日に拾ってきたもので、キャスター付きの灰色の……ああ、「小学校の先生の椅子」と言ったほうが分かりやすいかな。職員室とかにある、あれです。
 ごみだった割にはバネも生きてるし、頑丈だし、快適に使えてるんですけど。これ、ひじ掛けがちょっと低くて、ひじ掛けに腕を乗せるとつい前かがみにになってしまうんです。背骨が曲がる。気分もだれる。
「なんで背骨が曲がるんだろう。椅子自体は低くないんだけど……」
と思っていたのですが、ひじ掛けのことに気づきまして。いっそ外してみました。

 体重をかける部分がなくなってしまったのでちょっと辛くなりましたが、姿勢はよくなりました。支えがなくなると(無意識のうちに)自立的に体がバランスを取ろうとする。椅子に頼らず安定を求めると、姿勢がよくなる。なるほど。
 ……やっぱり、長時間座っているとだんだん背骨が曲がってくるんですが。筋トレしないとな。
posted by 若原光彦 at 23:03 | Comment(0) | TrackBack(0) | 近況

2004年12月31日

TOKUZO大忘年会にお邪魔しました

 昨日30日、ISAMUさんに誘われ、名古屋のライブハウス『TOKUZO』の大忘年会にお邪魔してきました。会費は2500円、ドリンクは飲み放題で、各自おつまみ一品を持ち寄り。TOKUZOさんには数回しかお世話になってない自分がお邪魔していいんだろうか……ぽつんと座してることになっちゃうんじゃないのか……と不安を持ちつつ、行ってきました。

   *

 ISAMUさんとの待ち合わせまでまだ時間があったので、金山で電車を降り、駅の南口で(寒風に震えながら)ストリートパフォーマーを少し観ました。いたのは『マッチボックス』という男性4人、女性2人のアカペラコーラスグループ。
 男性ボーカルがメインの曲も上手かったけれど、それより女性ボーカルがメインの『恋するニワトリ』がとても良かった。NHK『みんなのうた』でむかし流れてた曲です。おしゃれでさわやかで、アカペラ独特の温かみも加味されて、とても良かった。なんでも来年メジャーデビューをされるんだとか。

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posted by 若原光彦 at 14:19 | Comment(0) | TrackBack(0) | 近況

2004年12月29日

25日。

 もう4日も前のことをいま書くというのも変ですが。12月25日、『太陽と雨、もしくは雪』を観覧に、名古屋池下の自宅兼用ライブハウス『源』に行ってきました。

   ◆

 当日は早めに家を出て、宣伝がてら名古屋をうろついてました。まずは大須観音の古本屋『猫飛横丁』さんで先日取り置きして頂いてたR・D・レインの『結ぼれ』を購入。開店前だってのに対応していただいて、ご主人ありがとうございました。

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posted by 若原光彦 at 11:19 | Comment(0) | TrackBack(0) | 近況

2004年12月13日

『二十代の潜水生活』みてきました

 11日(日)、先日紹介した朗読劇『二十代の潜水生活』へ行ってきました。

 ところで「潜水生活」と漢字変換しようとすると必ず「センス衣生活」と一番に出るんですよ私のPC。MS-IMEの自動学習レベルを上げると要らんことまで学習しはるので、自動学習は低めで使ってるんです。やっぱりちょっとは学習させた方がいいのかな。

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 さて、話を戻して。

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posted by 若原光彦 at 08:08 | Comment(0) | TrackBack(1) | 近況

2004年12月11日

独りカラオケ数時間


 先日8日『詩のあるからだ』が終わったあと、11時半に『POPCORN』さんを出たら……地下鉄はあったので帰れるかと思ったら。金山でJRに乗ろうとしたら、電車がありませんでした。「そうだった! この時間は名古屋まで行かないと電車が無いんだった!」
 金山で夜を明かすことになってしまいました。

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posted by 若原光彦 at 11:21 | Comment(0) | TrackBack(0) | 近況

2004年12月04日

2日。

 2日、名古屋へ向かう電車の車内で、車窓の遠く向こうに飛行機が見えました。やけに低くを飛んでいる。どっかあの先に空港でもあるんだろうか。ああ、光学10倍ズームのデジカメが欲しいなあ。10倍ならあの飛行機も大きく写せるのに……というその情景から詩がひとつ浮かびました。こういう「詩を拾う視点」みたいなものが発揮されたときって、とても幸せです。私ってたいした奴じゃないか、と安心できます。
 ま、家に帰って推敲してみると、くだらない詩だったりするんですがね。

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posted by 若原光彦 at 02:33 | Comment(0) | TrackBack(0) | 近況