2006年07月30日

はしがき近況ミニ超駄文

 これは、前の投稿でちょっと書いた「保留になっているブログ用文章」ではありません。さっき、1時間ちょっとで書いたものです。
 本当は30分ぐらい書いたら打ち止めするつもりだったのですが、面白かったので40分ぐらい書いてしまいました。そしたらオチがみっともなくなったので(並び替えたりしても不自然になるだけだと思ったので)オチへ向かって書き足すことになりました。で、結局1時間オーバーです。『なにやってんだろ』と思わないでもないですが、面白かったしリハビリになったし、いっか。

   *

・ブログが移転するかもしれません。

・禁煙するかもしれません。

・ワールドカップを見ていたら髪型を変えたくなりました。「こんな髪型を希望!」というアイデアがあれば文章でも絵でも送って下さい。採用は実現に代えさせて頂きます。実現は未定です。気が変わったら髪型は変わりません。なんですと。

・意味もなくあごひげを伸ばしています。アゴの毛根密集度が過疎状態なのでビシッとは決まりません。気が変わったら剃り落とします。それそれそれそれ。

・意味はありません。まに受けないように。悩まないように。

・耳たぶはひとが言うほどあまり柔らかくないと思うのですがどうなのでしょう。悩みました。5秒間だけ。

・ぬすっと猛々しい、などとよく言いますが、猛々しかったらそれはぬすっとではなく強盗だと思うのですがこの際どうでもよろしい。

・さいきん無言電話が増えました。「はい若原です」と出ると、何も言わずに1秒で切れます。誰なのでしょう。素早い人です。卓球しましょう。

・鬼とたたかう夢を見ました。鬼は、さすがに鬼だけあって、とても強かったです。

・耳を回せるようになりました。首を回せばいいのです。

・近所に、黒地に黄色い文字で「キリストの降臨は近い」と書いてあるホーロー看板ができました。害はないのですが驚きました。

・髪型コンペは、真面目にやれば話題集めやアクセス稼ぎになりそうなんですが、真面目にやることでは無いような気がします。お金が出るならやってもよろしい。

・森達也『ドキュメンタリーは嘘をつく』を読みました。いい本です。

・ポール・オースター『空腹の技法』を読みました。これもいい本です。

・IMEのユーザー辞書に「mixi」を登録しました。「みくしー」と「みくしい」と「みくしぃ」と「mixi」と「みぃ」です。二度手間ならぬ五度手間です。mixiも酷なお人です。「みぃ」が可愛いので許しましょう。

・名古屋から家に帰ってくると、いつもラーメンが食べたくなります。いつも食べられるわけではありません。ラーメンと私の微妙な距離が、それを許さないこともあるのです。

・先日メモ用紙が手元になかったので、煙草にメモしました。卒塔婆のようでした。吸ったら消えました。手品みたいです。

・小学生のころ、文集に好きな言葉として「未来」と書きました。今は好きではありません。嫌いでもありませんが。

・鳥が飛び立つところを見ると「それでいい」「もっと飛べ」と思います。べつに私の代わりに飛んでいるわけではないのに。

・空はどこにあるのでしょうね。上ですか。横ですか。空は、空にあるのですか。

・言い忘れましたが、耳を回しすぎると目も回ります。

・目には目を歯には歯を、などとよく言いますが、尻に尻を出したら変態だと思います。剣にはペンを。

・などと、こんなことなら即興で幾らでも書けるのですが、無用な才能という気がしないでもありません。また気が向いたら書きましょう。

   *


 これは、SNS『mixi』の、若原プロフィール文に添えるため書いたものです。
 今夜、ライブ予定などの告知を自己紹介文の下に書いたのですが……『文章の最後が告知だと、なんだか、やらしいな』って見えて。読者サービス……でもないんですが、まあ、くだけた、気の抜ける何かをつけておきたくなったのです。

 『ポエムバー』『短詩即興板』だと(波長の違いとか、長さの問題とかで)こういう文章って出しづらいんですけど。こう大量に集まると、ブログに乗っけられます……という許可が私の中で出ます。妙なもんです。
 とはいってもこの文章、やっぱりアラはあります。こうして見ると。終盤に急にセンチメンタルな傾向が強まってたり。読む人が読めばこんな文章でも「この作者、終盤でだんだん息切れしてきたのだな」とか見抜かれるんでしょうか。世の中にはすごい人がたくさんおられますからねえ。たとえば……。
 パッとは思いつかないんですけど、たぶん居るでしょう。えー。これをご覧になった名も知らぬ先生、すみません。小者だと思って大目に見てください。青梅街道をおめおめとお姫さまになってお茶目さんです。

 いや、だから、まに受けないでください。嗅ぎ抜けるのです夏を。借り受けるのですこの季節を!!! ……っと、またキリがなくなりそうなのでこの辺で。

   *

 あ、ブログの移転ですが考え中です。仮に移転した場合、ここは、少なくとも年内は残します。
posted by 若原光彦 at 01:01 | Comment(1) | TrackBack(0) | 超駄文

2006年02月18日

ベティが水をやるように

 猫ひろしは、ピン芸人のヒロシを見たとき「やばい」「でも猫じゃないからいいか」と呟いたらしい。

 という風だったら面白いかもしれない、と思わないでも思いませんでした。若原光彦です。なんとなく駄文を書きたい気分になったので無理してでも書いてみようかなという感じです。……なんだこのすごく正直な文章。いいんかな。まあいいか。

 ちょっと今、体調悪いです。と言ってもカゼなどではなく。風間杜夫でもなく。セザールはマリオでもなく。……ええと、なんだっけ。そう。体調です。
 夕食にパック寿司を食べまして。その中に生エビがあったんですが、それにやられました。エビが悪かったわけではないと思います、まえに回転寿司で生エビ食べたときも舌とノドがおかしくなりました。同じ症状です。
 まず、舌がかゆい。「舌がかゆいってどいうことやねん」と思われるかもしれませんが、かゆいものはかゆい。こう……舌がしびれてピリピリするのです。舌先だけでなく、裏も表も全面がかゆい。舌の表面は10分もすれば良くなるのですが、裏側の先端がいつまでもかゆい。
 そして、ノドもかゆい。かゆいと言うか……舌に現れたのと同じピリピリしたしびれがのどにも出ています。いがらっぽいのだけれど、寝起きなどでのノドの荒れ方とは違います。もっと微細に、緊密にいがらっぽい。ノド全体がまんべんなくいがらっぽい。ああ、もう、表現できないのがもどかしい。

 ……。モモカシー、って言うとなんか新しいスポーツみたいですけどあんまり関係ないですね。「モモカシー専門店」とかあったら高尚そうでかつ非常に怪しそうですけどそれもあんまり関係ないです。とりあえず脳内で起動中の「若原シムシティ」に作っておきましょうかね、モモカシー専門店。

 ところで、先ほど「風間杜夫」と書いたとき、『この字で合ってたかな……』とGoogle検索で確認してみたのですが──

かざまもりお - Google 検索
http://www.google.co.jp/search?hl=ja&q=%E3%81%8B%E3%81%96%E3%81%BE%E3%82%82%E3%82%8A%E3%81%8A&lr=lang_ja

──?! 驚きました。まさか人名で、それも日本の現役の俳優で「もしかして」機能が発動するなんて。「もしかして: 風間杜夫」……うーん。そう言われるともしかして私のことかと不安になってしまうのはなぜでしょう。「検索をご利用になられたお客さま、もしかして風間杜夫ではありませんか」。いや、私は風間杜夫ではない筈なのですけれど。そりゃ確かめたわけではありませんが、たぶん違います。お断りです。いやな客ですみません。

 さておき話はエビの呪いに戻るわけですが、症状は舌とノドだけではありません。腹もです。エビで体調がおかしくなった数分後、急に腹が重いような……満腹感が出てきました。そして、熱くないのに顔が汗ばんできました。
 やっぱりエビが悪かったんだろうか。前に回転寿司でもあったことだから、単なるアレルギーだと思ってたんだけど。体調が悪いといってもごく軽微なもので、日常生活に問題はないのですが何かこう、切迫感があります。死にはしないのだろうけれど。何か、意識がしっかりしているあいだに何かしなければならないような、切迫感が沸き起こってきます。

 ……で、書いたのがこの文章というのはいかがなものか。この文章が私の絶筆にでもなろうものならそれは大変に愉快ですが不愉快でもありダイアモンド・ユカイです。
 いま思い出したのですが、私は中学の寄せ書きに「愉快なり。」と書いたことがあります。人生楽しく生きましょうという私なりのメッセージだったのですが、達筆すぎてちょっと怖い出来上がりとなったのが印象的でした。イタい思い出です。「愉快なり。」ってお前は侍か。私の侍ジョブはそんな昔から成長していたのか。武士道とは死ぬことと見つけたり。武士は食わねどエビ呪い。ぎゃふん。

   *

 さておき。話は変わります。ココアを飲み煙草を一本吸ったらノドのしびれは消えました。腹はあいかわらず怪しい感じですけれど。もともと全身が怪しいので問題ありません。地球は広いのです、ちょっとぐらいの怪しさが何ですか。身の程をわきまえなさいベティ。はいわかりましたクックさん。お花にお水をあげてきます。
 ……と。ハウス名作劇場っぽい何かはこれぐらいにして(しかしそれすらも怪しい)。

 先週『現代詩フォーラム』に入会しました。入会、っていうと大げさですけど。突入したとか当選したとかよりは普通でしょう……ま、とにかく。
 入会といっても、基本的にはあまり大差はないです。未読作品のリンク文字色が変わるようになったり、投稿が可能になったり、その程度です。私信(『mixi』の「メッセージ」みたいなもの)が来るようなこともないですし、まあ、平々凡々に新入会員やってます。意地になって既読率を上げてみたりはしましたけど。その他にハメを外すようなこともなく。
 『現代詩フォーラム』入会にあたっては、ちょっと……不安もありました。今でも不安がない訳ではありません。なんだかね、あの中に飲まれると創作があの流れ、あの調子に色づけられてしまうような……そんな磁場のある、強力な場だと感じます。巨大サイトではどこでもあることだとは思うんですけれど。詩に限らず。
 評論を書いたり雑文を書いたりもしたくなったんですが、私はちょっと距離を置きながら、いち閲覧者に近い立場で使っていくことにしました。作品が書ければ投稿するけれど、ポイントを集めようとは思わない。ぬか喜びしない。自分がポイントを与えるときも、一般に「おすすめ」できるかどうかで決める。自分個人が楽しめただけではポイントしない。……そんな調子です。『現代詩フォーラム』は非常に魅力ある場ですが、中毒性が強い場でもあります。なので私は意図的に距離を置き、壁を作ってる感じですね。それはそれで不自然なのだろうけれど、それぐらいの方が長続きするんじゃないかと思って。
 長続きさせるつもりなのかと言われるとまた困るんですけど。なんとなく会員に登録してみた、という始まり方だから。何をしてやろうとも思ってないんです。オフラインの活動に軸足を移してしまった自分は、数年前ほどこうしたサイトに没頭できなくなっている所もあるんでしょうね。
 うむ。駄文のくせにかしこまりよってからに。

 どうでもいいですが「かしこまる」って何かの名前みたいですね。「イカ釣り漁船・第三かしこ丸」。「松田家代々の家宝がひとつ、銘刀かしこ丸」。どっちも切れ味わるそうです。……え、ああ、船の切れ味って、そりゃこう波に対して、舵を切る……その……はい。
 あまり疑問に思わない、思っても追求しないのが家庭円満の秘訣です。もっとも、限度はありますけど。「美咲、どうして父さんの靴下にみかんの皮を入れるんだ」とか。そりゃあ追求したほうがいい。よくわからんがその場合は追求したほうがいい。
 というわけで美咲さんのお父さん。理由が判明したら若原にも教えてください。気になります。ちなみに美咲さんちは若原脳内市でモモカシー専門店を営んでおられます。美咲さんがももかしいかどうかはあえて伏せさせて頂きますが、奥さんは結構ももかしいですよ。

 とこんな具合で駄文はリサイクルがカヌーだったりします。もとい、可能だったりします。……ええと、あまりに出来すぎたタイプミスでいま素で驚いています。いよいよ私も手が勝手に駄文をつまびくようになりましたか。いやはや。「私も」ってところがよくわかりませんが、わかったところで教養の足しにはなりませんのでスルッとスルーするとするすると、ほーらお肌もつるつるに。
 そんなせっけんがあったら欲しいです。気持ちよさそう。

   *

 どうでもいいのですが最近キーボードを叩いていると、左手の手首がひきつることがあります。これを書いている現在も何度かありました。痛いわけではなく、単に手首に静電気が走ったような感じがするだけなのですが。なんでしょうね。血行が悪いのかな。そりゃ結構なことです。月光が悪いんですよ。結婚してしまえば健康になるかもしれません。こけこっこう。
 あ、べつに酔ってないです。ってそう言う人ほど酔ってるってのが酔っぱらいの定石なのですが、とりあえず私はいま飲んでないです。お子様はココアで充分です、はい。

 ……。嘘でも「酔っている」と酔いのせいにした方が私に対する信頼度は増したのかもしれません。まあ、いいんです。もともと私は頭のてっぺんからつま先まで怪しさ抜群なんですから。
 こないだもね、名古屋駅を歩いてたら男性から「お兄さん、仕事しないか?」と声をかけられました。どういう基準で私を選んだのか謎ですが、それ以上にどんな仕事を私にさせようとしていたのかが謎であり気になります。美咲さんのお父さん、ご存知でしたらその辺もお願いします。あて先は若原市長あてで。
posted by 若原光彦 at 23:23 | Comment(76) | TrackBack(0) | 超駄文

2005年09月29日

24日(土)25日(日)

 ひさびさに雑近況でも書きますかねえ。ついでに背中でもかいてくれると助かるんだがねえ。ほら、そこの背後霊。アンタだよアンタ。たまには宿主にご奉仕ぐらいしたってバチゃー当たらないんじゃないのかい。まったく。役に立たないオバケ様だね、ああもう。おばちゃんそんなオバケは知らないよ。よそのウチの子になっちまいな。ぷんぷん。

 ……さておき。妄想ショートコント劇場はこれぐらいにして。

   *

 24日(土)は『言葉ズーカ』でした。スタッフとして参加してました。当初は受付スタッフだったのですが、加久さんが早めに来てくれたので受付は加久さんにバトンタッチして、私は……何してたんだっけ。雑用係というか連絡係というか、そんな立場でした……かな。疲れはしなかったけど、始終こまごまと不安はありましたね。
『涅槃』さんは、今まで行ったことのない雰囲気のお店でした。『clubBL』さんに近い気もするけど、むしろ(二年前だったかな? ちょりさんや踏切つやこさんらが出られた)某クラブ(名前は失念)に似た感じました。いや、クラブって滅多に行ったことないしわからんけど。

 スタッフでしたが、客席の端からイベント全体を見ることができました。とても面白かったです。第一部のオープンマイクはぐだぐだなムードで先が危ぶまれましたが、第二部からは『こりゃすげえ人ばっかり集めたなぁ』『お会いする機会がなかった方々だけど、いらしたんだなあ、すごい人は』と思いました。当日知ったことですが、この日の出演者は数年前の『詩のボクシング愛知県大会』に参加していた方が中心でした。

 演歌歌手の仙藤誠さんは、見るまでは『私は演歌って苦手だからなァ……』と身構えていたのですが、実際はとてもよかった。詩も歌も、語りかけるように歌う。姿勢や表情が崩れない。気持ちの込め方や客観性を計算し尽くしてる。どう立ってどういう顔でやれば、聞く人が理解しやすいか、わかっている。そしてそれを実際にやれている。アドリブやサービスも含められる。うまい。さすがだ。すみません、わたし演歌をなめとりました。演歌歌手ってすごい。
 ご当地ネタ(ってこの表現はアレですけど)の曲『愛しのセントレア』など数曲を歌わはりました。感情がこもってて見せ方が渋く巧くて、かと思うと歌詞が途中で英語になったり。面白かったです。さすがだった。
 ご本人のお話や人柄そのものも魅力的でした。ほがらかに、よく話される方だった。何歳なのかわからないけど、すごく活き活きツヤツヤした印象でした。

 管弦楽団(?)『俵町権左衛門一家』の演奏、ボーカルの『俵町かんたろう』の朗読はこれまたよかった。有無を言わさぬ怒涛の演奏に、どっかトボけた日常的な詞。それでいてダンディな男気も。ううむ、うまく言えませんが、こちらもエネルギーの塊といった印象でした。
 会場は縦に長くて、後ろの方の席だと演者は遠く見えるのですが、でも、遠く感じない。近く、生々しく感じる。肉厚を持った生身の人がいる、と見える。……うーん。やっぱりうまく言えないな。
 非常にたくましい、人間味のある、陽気な、かつタフな、衰えを知らない……そんな印象の方達でした。楽しんで活発に日々を生きてるように見えました。すごかった。これは見るべきだ。かんたろうさんは次回(2005-11-12(土))にも出演予定なので、ぜひ見てもらいたいなあ。

 開演が遅れたとか、反省点の多いイベントではあったのですけれど。すごく面白いイベントであったとも思います。出演者の方々のパワーに助けられた印象です。もろもろの点は、出演者の方が実力とパワーでふっ飛ばしてくれた、ような。ある意味どちゃらけでもあったと思いますが、活き活きした人がヤアヤア放射してた、はじけた会でありました。……みなさんお疲れさまでした。ありがとう。

 第2回2005-11-12(土)は、女性中心の出演者でラインナップが組まれます。第一回とはまた雰囲気がガラッと変わるのかも知れず、変わらず怒涛の一夜になるのかも知れず、わかりません。予測できません。……それが企画者ISAMUさんの持ち味でもあり、ハラハラしちゃうところでもあるようです。いずれにせよ、東海で今までになかった毛色の詩イベントでした。

   *

 24日(土)『言葉ズーカ』が終わって、しばらく『涅槃』でレモンさん・林本さん・宮島さん・ISAMUさんと飲んで話して。11時前においとまして、名古屋の知人の宅で一泊させてもらって。
 25日(日)、目が覚めたら、カゼひいてました。ちと鼻水が出るぐらいのものだったので気にせず、テレビをつけて『所さんの目がテン!』とか見ました。『遠くへ行きたい』では「ささきいさお」が呉市の海上自衛隊とか訪ね歩いてました。『なんかいつもの「遠くへ行きたい」と違うなー』と思いながら見てました。艦船の中の迎賓室でカレー食べてましたよ、いさお。なんかシュールだったな。

 その後、八時過ぎに知人宅を出て。コンビニで朝食を買って、公園で食べて。カゼはどんどん悪化して来て、鼻水が止まらなくなって。リュックから上着を出してジッパーを首まで上げて着込んで。
 この日は八丈島に来ていた台風のせいか、風が強く、日陰は寒かったです。でも動きたくないからじっとしてました。
 ときどき砂ぼこりが風にあおられ、砂のスモークで木漏れ日の斜線がファーッと映ったりして綺麗ではあったのですが、こちとらカゼなのでそんなもんめでてる余裕なんざありゃしませんてあーた。ちょっとはめでましたけど。『ああ、綺麗だな……天国行きって感じだな』。どんな感じだそれは。
 その後、日なたに移動して体温を上げたらちょっと鼻水が収まり。でも風が吹くとまた鼻水が出て。そうやって公園で計2時間ほどボケボケしていたら図書館が開き。入って「人の少ない・風の当たらない・日は当たる」場所で横になってたら警備員が来て「寝てもいいけど横にはなるな」と軽く叱られ。やむなく体を起こし。トイレに入ってトイレットペーパーを鼻紙として2メートルくらい奪取し。また日光浴をし。飽き。

 鼻をハンカチで押さえながら電車で移動して、途中の売店でポケットティッシュを購入して、ネットカフェに入店。念のためPCにオンラインスキャンをかけて。スキャンが終わるまでTVで『NHKのど自慢』を見て。今週の優勝者が「キャー」って涙ぐんでいて。私の意識は朦朧とし。
 しかしここでひとつ発見『ああ……ネットカフェの個室だと他人を気にしなくて済むからラクだなあ。鼻水たれてても何の問題も無い』。しかし(いま気づいたのですが)これってほとんど廃人寸前の思想じゃあないか。

   *

 その後、14時半までネットカフェで休んでから、熱田のオープンマイク『続・ぽえ茶』に行きました。病人がご迷惑おかけしました。アイスコーヒーのパンセットを頼んだら、マヨベーコンパンとよもぎパンが出てきました。おいしく頂き昼下がりの小腹も埋まったところに、時間差でメロンパンも出てきました。パンじゃ。パン道楽じゃ。想定外じゃ。
 メロンパンはとてもおいしかったです。外は乾いて、中はしっとりふわふわ。体調が良ければ、なおおいしかっただろうな。

 オープンマイクでは、古村てっちゃんが「最近、詩が書けなくて」と言いつつ、お題をもらって即興で2作もその場で書き上げ読んでました。『サボテン』『人間椅子』というお題から「組み体操」のシチュエーションを思いつくなんざ、なかなかやりよるなァ、俺には思いつかんなァ、とひそかに感動したのですが伝え忘れました。

 ところで、私は先日『めろめろ』あるコラムを書いたのですが、林本さんがそのコラムに登場する「地下都市の絵」を見たいと言われたので。この日、私はその絵を持ってきてました。
 絵を見たみなさんの評価は「かわいい」でした。意外でした。かわいいかな。私には不気味に見えるんだけどなあ。こそばゆかったです。

 私は体調が悪化もせず好転もせず、もう行くところまで行ってる感じだったので。二次会には参加せず、オープンマイク終了の時点でお先に失礼しました。電車の車内でウトウトし、鼻水をぬぐいながら自転車をこぎ、自宅に到着するや、ばたきゅー。寝ました。

   *

 そういえば。25日(日)の朝、知人宅で目覚めた時。おなかがすいてて、見るとテーブルの上に賞味期限を二日過ぎたアップルパイが二個、残ってて。『おお。これ幸い』。知人はまだ起きていなかったので、私はこっそり一個いただいたのでした。
 もしかしたらあのアップルパイが体調悪化を加速させていたのかもしれません。……知人よ。もしこれを見ていたら忠告しておきます。あのアップルパイは胃腸に自信がない限り捨てなさい。「何をぉ。カゼは若原光彦のせいじゃろがい、パイのせいちゃうじゃらぅ」そう思うなら食べなさい。ただしどうなっても俺は知らぬ。知らぬ存ぜぬ。むしろ食べてちょっと苦しんでみれ。ほれ。たまにはいいもんだぞカゼも。保障はせぬが。

 と、これを書いている今もまだ腹具合がおかしいんですが。おかしいことは良いことです。おかしい時は笑いましょう『あーッはっはっはっはっはッ!!!』……笑いごっちゃない。
 とりあえず鼻水は止まったので日常生活に支障はありません。24日(土)に名古屋へ向かう際、狭い道で前方から来た自動車を避わそうとして路肩に寄ったら民家の塀に接触、ちょっと足をひねったのですが。今はそれも治っています。

 なんというか……受難の二日間でした。この程度は難のうちに入らんか。いや、難の大小に関わらず、難は難です。ナンはナンです。パンはパンです。ご飯には味噌汁です。パンにはやっぱりネオソフトです。
 ……。
 わかんなきゃぁわかんなくていいのよ、最後のは。お気にめさるな、お若ぇの。

   *

 どうでもいいですが「ばたきゅー」ってなんかかわいい。ばたきゅー。ばたきゅー。キリンの鳴き声に指定したい。……ちょっと怖い気もするな、それは。
posted by 若原光彦 at 23:17 | Comment(0) | TrackBack(1) | 超駄文

2005年06月12日

なに屋あらわる

 ひさびさに超駄文でも。……ちなみに、今これを書いている私のパソコンでは「ちょうだぶん」は「超駄文」と一発で変換される。「超駄文」をユーザー辞書に登録してあるのだ。そんな人間は世界でも私一人だろう。少しだけ優越感だが少しだけ孤独だ。

   *

 先日、本を読んでいて「最近人になって教えられたが」という文章に出会い仰天した。何だこの作者は。妖怪人間か。それも大願成就して人間になったばかりなのか。よく見るとなんのことはなく「最近になって人から教えられたが」という部分を読み間違えただけだった。ただの間抜けである。

 さておき話は変わる。よく照れる人のことを俗に「恥ずかしがり屋」と言う。そこで私はふと思った。『屋って何だ』。「恥ずかしがり矢」ならまだわかる、矢が恥ずかしがっているのだ。「恥ずかしがり夜」もわからないでもない、恥ずかしがりの夜だろう。では「屋」が「恥ずかしがり」とは何ぞや。いずくんぞや。
 よくよく考えてみると、人物の特定の傾向を指す日本語というのは変なものばかりだ。涙がちである人のことは「泣き虫」。いきなり虫よばわりである。これがすぐ怒る人のことになると「怒りん坊」で「坊主」になる。敗者は「負け犬」。多面的な対応は「八方美人」、助平の変質者は「出歯亀」。
 これら全ての性質を備えた人物を省略して表現するとこういうことになる──

「ほらあの人って虫でいてけっこう坊主だから。そもそも犬が美人で根が亀なのがいけないのよね」

──何だかわからないが健康には悪そうである。ていうか人じゃない。

 他にも面白い言葉はないだろうか。たとえば英語では「のどぼとけ」のことを「アダムの林檎(the Adam's apple)」と言う。この感じで身体を表現していくと──

「林檎からソラマメにかけてが慢性的に病弱、餃子とパン生地にも深刻な被害」

──という作物概況のような状況になってしまうのではないか。つくづく、感じなどで物を言うべきでないと痛感した次第です。
 などとあれこれ思い巡らしていて、ふと今の自分に最適な単語を発見した。「馬鹿」である。嫌だ、馬だか鹿だかわからないのは嫌だ。私も早く人間になりたいと思う。

   *

 と……宮沢章夫氏の『青空の方法』(朝日文庫)を読んでいたので書く文章がすべからくこんな調子だ。なあに、しばらくすれば直る。いつものことですたい。
posted by 若原光彦 at 08:43 | Comment(0) | TrackBack(0) | 超駄文

2005年03月19日

生きてます。

 約8日間ぶりの書き込みになります。
 そういえば。寒ブリで思い出したんですが、むかし同級生に「カブリ・アキ」という名前の人がいました。漢字だと「頭・亜樹」です。当然のごとくあだ名は「カンブリア紀」でした。
 でも「カンブリア紀」ではさすがに長いので、だんだんみんな「幹部」とか「カン」と呼ぶようになっていきました。「アキちゃん」と呼ぶ人は居なかったな、この人は男子だったから。
 この人、「幹部」のあだ名にふさわしい豪快な奴でした。サッカー部でゴールキーパーをやってました。校内で唯一なわとびの五重跳びができる人物でもありました。非難訓練の逸話は伝説になってます。校庭へ避難する途中で『おっと、これを忘れちゃいけない』と言って火災ベルを押しやがったんですよ。おかげで消防車は来るわパトカーは来るわ野次馬は来るわで。授業が一日つぶれました。なぜかクラス全員が怒られました。
 ……というのはいま作ったフィクションです。うーん、37点。

   *

 というわけで若原です。生きてます。風邪をひきまして、くちびる周辺が荒れまくってますが熱が出るとか腹が痛いとかいったことはなく、まあ元気といえば元気です。精神的にはチョイもろくなってますけど。

 近況をいくつか。

 ダイソーで買ったオイルライターは、使用不能になりました。いくら石をはじいても火花が大きく起たない。引火しない。右手でライターを持って、左手のてのひら全体で石へストロークしてみても、30回に1回も点かない。完全にだめです。
 石を換えるか、着火点の紐を換えるかすれば使えるようになるんだろうけれど……まあ、いいや。

 先日所用で古巣の大垣市に行ったんですが、大垣で煙草『CHERRY』の入った自販機を見つけました。おお、こんなところにもあるなんて。なんか嬉しかったです。

『詩のあるからだ』の、3月9日のレポートは現在執筆中です。あと2〜3日でアップします。会のもようの録音音声も聞けるようになります。お楽しみに。
posted by 若原光彦 at 15:21 | Comment(0) | TrackBack(0) | 超駄文

2005年03月03日

珍発明ヒナリョーシカ

 今日はひなまつりでしたね。で、ニュースに映ったひな人形のオブジェを見て、ふと発想したのですが。

 ひな人形って、マトリョーシカに似てませんか。ほら、どことなく。何か。
 というだけの発想で終わるのが凡人です。そこからさらに詩を作るのが詩人で、いやいやさらにその上を行くのが金星人です。もとい。
 私はひらめきました。ひな人形とマトリョーシカを合体させた新製品『ヒナリョーシカ』というのはどうでしょう。形はマトリョーシカで、ペイントがひな人形なのです。これは、おだいりさまをパカッと開けると五人囃子が出てくる。おひなさまを開けると三人官女が出てくる。あ、右大臣・左大臣そのほかは……まあ、適当に出てくる。
 収納も簡単で場所をとりません。3月3日以外でもインテリアとして飾れます。ロシアみやげとしても重宝します。日本みやげとしても売れます。さあどうだ、このアイデア。4月1日まで取っておくべきだったかこの話は。なんという馬鹿話。さすがは金星人ってところか。そうか……。

 いや、意外と……いけるかもしれませんよ、マジで。だってちょっと面白そうじゃないですか。もし私が持ってるとしたら、ちょっと画像とか見てみたいでしょ。いや、持ってませんけど。なんかこう、ふと気が動転した拍子に購入していそうな危うさがありますよね『ヒナリョーシカ』。
 ま、どんな人が買うんだろう、って私もちょっと不思議に思いますが。……そうだなあ。マトリョーシカが好きで、押入れが狭くて、女の子の孫がいる家庭のおじいちゃんが家族の笑いをとるために買うのではないでしょうか。……うーん、シビアです。金星に帰りたいです。
posted by 若原光彦 at 22:06 | Comment(6) | TrackBack(0) | 超駄文

2005年03月02日

ぴくぴく

 ゆうべから右肩の筋肉が、たまにビクビクッと痙攣します。昨日は3分間に2回ぐらいの割合でした。今日になって1時間に3回ぐらいに減りました。明日には10年に1回になっていることでしょう。油断はできません。予断を許しません。指弾が飛びます。普段ならできます。だんだん慣れてきます。
 さておき、右肩が痙攣します。何もそれらしいことをした覚えはないのに。右手で文庫本を持って読んでいたから、右肩にだけ負担がかかったんだろうか。それとも何もしていなかったから左肩にだけ負担がかかり、そのバランスの悪さから右肩が負担を感じたんだろうか。あるいは右肩にも意思というものがありちょっと痙攣してみたい気分だったんだろうか。そういえば私もちょっと痙攣してみたい気分です。tttttttッ。ああ、きもちえーがー。ピルグリム・イェーガー。シュワルツ・ネッガー。悪い子ぁ居ねえかー。
 なまはげればなまはげるほど春に近づく3月であります。
posted by 若原光彦 at 17:20 | Comment(0) | TrackBack(0) | 超駄文

2005年02月26日

衝撃ニセヒロシ

 某日某刻、私はヘッドホンで音楽を聴いてました。ふとテレビをつけると、自虐芸人として有名なあの『ヒロシ』が映りました。
「ほう。こんな時間にも出てんだこの人」
私はヘッドホンを外しヒロシの芸に耳をあけました。
 テレビから演歌が聞こえてきました。ヒロシに似た人物が暗鬱な顔で、ゆっくりと、マイクを唇に運びました。私はテレビを消しました。

 ……。実話です。
 衝撃的だったのは事実だけれど自分がどこに衝撃を受けたのかよくわからないところが何とも言えぬまったり感。芭蕉に一句よませたいほどのまったり感でした。しおしお。
posted by 若原光彦 at 18:31 | Comment(0) | TrackBack(0) | 超駄文

2005年02月17日

くっぽんすぽぽん

 久々に超駄文でも書いてみるぞ! と意気込んで書くべきではない時もあります。それが超駄文の難しいところです。超駄文の「超」は「いかりや超助」の「超」です。「超整理法」とおそろいです。
 いや、そんなことが言いたいんじゃないんです今日は。

   *

 いま問題としたいのは、アレです。ほら。あれですよ。どう言ったらいいんだろう、名前が出てきませんが……アレですよ。あのほら。棒がのびてて。でもモップやホウキほどの長さではなくて、先がおわん状に丸くて。あれですよ。ひしゃく。ちがう。アレです、トイレのアレです。

 アレは……なんと呼べばいいんでしょう。私の小学校では一般的に「くっぽん」と呼ばれていましたが、いったいどんな状況で呼ばれていたのかと考え出すとそこも疑問です。「くっぽん持ってきて」「そのくっぽん貸して」「くっぽん買ってきて」「くっぽん壊れた」なんて言ってたんでしょうか小学生が。
 と、ここで気づくことがあります。そう『くっぽん(仮名)は小学校に多い』。アレは一般家庭ではあまり見ません。中学高校、図書館や病院でも目にしない。なのになぜか小学校には各階に完備されている。謎ですね。謎が増えてしまいました。うまく忘れられるかどうか心配です。
 ……そういえば、小学生の男子はみなアレを武器として狙っていましたっけ。あの長さと重さ。先端部のインパクト。「くっぽんさえあればカンペンなんかに負けないのに」と男子なら一度は考えたものです。忍者学校は危険がいっぱい。

   *

 それにしてもあのくっぽん(仮名)を発明した人はどんな人だったんでしょうね。たとえば、ある清掃器具メーカーの会議室──

『社長! お話が!』
「なんだね、あとにしなさいあとに。いまお客さんがいらしてるんだから」
『世紀の大発明ですよ! トイレのですね!』
「トイレ?」
『そう、トイレが詰まったときの発明です』
「流せばいいんじゃないのかね」
『あら? 社長は詰まったトイレを流すことのデンジャラスをご存じない!』
「……。あのね、お客さんがいらしてるんだよ」
『トイレが詰まったとき』
「それはもう聞いたよ」
『吸盤で吸うのです!』
「正気かね」
『長い柄のついたゴムの吸盤です、トイレの排水溝にぴったりのサイズです。これを排水溝につけてボコボコと、吸引と開放の揺さぶりで詰まりがですね……』
「今日はもう帰ってくれんかね……」

──と、その会話をじっと見ていたお客さんが「いいですね」なんて言ったもんだから社長は大慌て。話はトントン拍子に進んで発売が決定。
 社長は内心「詰まることなんて100回に1回も無いのに、わざわざこんなの買う人いないよ」と思っていたそうなのですが、発売してみるとこれが大当たり。最初の数年は「使い方がわからない」との電話が殺到しましたが、特許で社は潤ったそうです。
 なお、使用法の解説図はアマチュア時代の鳥山明が描いていたそうです……とかだったら面白いな、と勝手に思いました。そう思います。思いませんか。殿いませんか。桃いりますか。さもありなんだ。サル噛みなんだ。

   *

 ああ、駄文でした駄文でした。どこまでが嘘でどこまでが本当かなんて考えてはいけないです。どこまでも嘘で、それだけが真実です。この生の無常さをあなたにぐっぽんして欲しい、そんな夜もあります。
posted by 若原光彦 at 01:14 | Comment(2) | TrackBack(0) | 超駄文

2005年02月02日

いきぬきおえかき

 どうも自分のBlog、ここ数回、書籍に関する記事やら詩論めいた記事やらが続いてしまってます。『首なし』についても書くだろうし。先日古本屋で買った『エイリアン9』についても書くかもしれないし。いやだなあ。
 ある傾向の記事がダーッと続くのって好きじゃないんです。ひとのところでは別に気にならないんですが、自分のところだと気にします。「○○な人なんだ」と思われたくないのですね。常に余白や多面性を見せておいて、いつでもどの方向にも逃げられるようにしておきたい(笑)。
 寓話や超駄文も、そういうつもりで書いてるところがあります。自分が一方向にこわばらないように、って。……ただ小心者なだけかも。

   *

 というわけで書籍にこわばらないように。息抜きに、左上のGIFアニメを描いて載せてみました。これは──

窓の杜 - 【NEWS】ぶるぶる震える線画のアニメGIFを作成できるお絵かきソフト「ウゴツール」
http://www.forest.impress.co.jp/article/2005/01/25/ugotool.html
Vector:ウゴツール(Windows95/98/Me/画像&サウンド)
http://www.vector.co.jp/soft/win95/art/se354035.html

──というソフトを使って書きました。おもしろいよ〜。ハマるぞ〜。あと、年末にぐうぜん知った──

Imagination Cubed (Beta2.0)
http://www.imaginationcubed.com/

──これも楽しいです。「REPLAY」を押すと筆記手順が再生されます。塗りつぶしと消しゴムがないけど、ペンは充実してて、アンドゥもできます。タブレットとセンスがあれば凝った絵も書けるんじゃないかな。完成したら「FILE→SAVE」で自分のメールアドレスに作品URLを貰えます(保存期間は不明だけれど、検索して調べてみると2003年ごろの作品も再生できました。けっこう長く保存されるみたい)。
 で、書いてみました。これです。……うわあ! 最後に! 手が、手が勝手に! 昭和うまれの悲しいサガです。
posted by 若原光彦 at 01:43 | Comment(0) | TrackBack(1) | 超駄文

2005年01月23日

電柱に剣山

 先の記事『詩とポエム』ですが『(1)』は数日前に書いたものです。ふと「そういやあんときポエマーって呼ばれてたなァ」と思い出したので、忘れないうちにと書きました。まだ公開するつもりはなかったのですが、今日『(2)』が思いつき、勢いで続きみたいなものが書けてしまったので。同時に出しました。

 ……で。『(2)』を書いてから、家を出て岐阜県知事選挙の投票に行ってきました。ものの5分で投票を済ませ、そのまま近所の古本屋へ。くだんの『ピューと吹く!ジャガー』を読んでみたくて、探しに行ったんです。

   *

 そしたら、とちゅうでこんな電柱を発見しました(長い前置きだったなあ)。

 電柱の梁(はり)にトゲトゲがついてます。剣山みたい……なんだろう。ここは平野部だからそんなに雪は降りません、積雪対策みたいなものじゃないと思う。だいたいこんなトゲがあったら余計に積雪して危険だよな。

 鳥よけかな。でも、だったらこの電柱1本にだけこんな処置をしても意味がない。この電柱だけ、なにか特別な事情があるんだろうか。トゲが生えてると長持ちするとか。しかも赤く塗ると3倍のスピードでアムロを苦しめるとか。……何の話だ。

   *

 行った古本屋には『ピューと吹く!ジャガー』はありませんでした。というか、作者名も出版社もレーベルも調べないまま「ピューと吹くマンガだ。ピューでジャガーだ」とだけ記憶して行ったもんですから。コミックスの棚全部を眺め回すことになり、結局みつからなかった。
 店員さんに「ピューと吹くナントカって本ありますか」と聞けばよかったんでしょうか。しかし「ピュー……何ですかそれ?」とか聞き返されたら赤面するしかない。そんな罰ゲームみたいな。いやですよこのひとは。もう。

 で、古本屋では105円のマンガを10冊ほど買ってしまいました。全部の棚を見たりするからだ、そんなことしたらついつい買ってしまうに決まっている。だめだめ日曜日です。
 ……なのに今に妙な充実感を覚えてしまっているのは、投票に行ったからでしょう。何かひとつ義務でも果たした気分で居やがるんですよこの男。しかも今夜は岐阜テレビで選挙速報をチェックしつつ、缶チューハイを飲みつつ、買ってきた『魁!!クロマティ高校』を読むつもりらしいですよ。ワルですね。極悪です。わあい。

 ちなみにいま吸っている煙草は何故か『峰』です。われながらワケわかんねえ奴だなぁ。
posted by 若原光彦 at 18:55 | Comment(1) | TrackBack(0) | 超駄文

2004年12月23日

それにしても寒い

 左の写真はいまさっき撮ったものです。南東の空。今はこんなに南から朝日が昇るんだったか、と感心しながらカメラを構えました。
 そしたら寒さで手が震えてまともに撮れやしない。昆虫カメラマンとか日本野鳥の会とかすげえ、と思いました。

 どうでもいいですが「昆虫カメラマン」ってなんか怪人の一種みたいでいいですね。「仮面ライダーvs昆虫カメラマン」みたいな。いや、わからんけど。

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posted by 若原光彦 at 07:53 | Comment(0) | TrackBack(0) | 超駄文

2004年12月19日

末吉は吉より上か、下か。

 最近知ったのですが。

 吉より、小吉の方が上なんですって。

 じゃあ、末吉はどうなるのだ……という疑問が当然うかぶ訳ですが、そういうことは深く詮索しないのが紳士のエチケットです。配慮というものです。
 ま、あれですよ。夢を壊しちゃいけないでしょう。はっきりしていないからいいのです。不明だからこそ、カップルでおみくじ引いたりして吉と小吉と末吉が出たりした場合に──

「わ。小吉だって」
「わたしは吉。小吉よりちょっと勝ったね」
「勝負だったのこれって」
「ねえ、自分は末吉なんだけど」
「ほんとだ」
「末吉って吉より上なのかな」
「上なんじゃない?」
「いや、いちばん下だと思う。末だもの」
「ちがうよ。末には吉となる、って意味だよたしか」
「つまり信じ方によるってこと?」
「かもね。心を大きく持ちなさいな」
「なんだよそれー」

──なんて結論のない不毛な会話で15分ほど盛り上がることもできるのです。「はっきりしていない」「不明だ」というのは、それ自体が機能なんです。おみくじの末吉の「曖昧さ」「ふっきれなさ」はそういう演出、そういう機能、そういう効果、そういう意味なのです。その微妙な感触を楽しみもせず「○○は○○だ!」と強引に線引きし「これが正しい! それは間違い!」などと断言するのは、あんまりにあんまりではないですか。

 曖昧さは楽しさ、美しさに通じます。末吉ばんざい。もしおみくじで末吉を引いてしまったときは、ひとりで悶々とせず、他人に見せましょう。そして議論しましょう。結論の出ない議論をしましょう。そして幸せとは何かを考えて見ましょうよ。ねえ。こら。たわけ。

 ところで、上記の会話、カップルでおみくじを引いた筈なのになぜ登場人物が3人もいるんでしょうか。きっと3人目が犯人です。警部に知らせないと! 警部!
posted by 若原光彦 at 08:34 | Comment(1) | TrackBack(1) | 超駄文

2004年12月13日

ちょっとした発見

 人間の舌は「甘みを感じるのは舌のこの辺」「辛さを感じるのは舌のこの辺」というように、感じる味と場所にばらつきがあります。たしか先端の方では苦味を感じるんじゃなかったかしら。むかし理科か何かで習いました。

 で、今日、発見しました──

・この方向からこう『Peace』を吸うと、しょうゆラーメンの味がする。

──いや、それだけなんですけどね。
posted by 若原光彦 at 07:21 | Comment(0) | TrackBack(0) | 超駄文

2004年11月21日

電線に座る人

 きのう、こんな風景を見ました。
 空中で電気工事(?)の作業をしてます。光ファイバーケーブルの敷設とか、そんなのかもしれません。はしご車みたいなので作業しているのはよく見ますが、電線に座って作業してる人なんて初めて見ました。

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posted by 若原光彦 at 09:34 | Comment(4) | TrackBack(1) | 超駄文

ジェル入りマウスパッド

 私のプロバイダはDIONなのですが(ってここに書いてる時点でわかるわな。もとい、DIONなのですが)、DIONにはこういうサービス(?)があります──

DION月月倶楽部
http://www.dion.ne.jp/tsukitsuki/index.html

──早い話が懸賞です。くじびきです。

   *

 昨日、この「月月倶楽部」で当たったマウスパッド(手首の部分にジェル入り)が送られてきました。あればあったで得だけれど、自分でわざわざ買おうとは思わないものが当たりました。微妙です。

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posted by 若原光彦 at 07:56 | Comment(0) | TrackBack(0) | 超駄文

2004年11月18日

いきなり超駄文

 久々に駄文でも書いてやろうかとペンを執り、ペンの柄をかじりながらキーボードを叩いています若原光彦です。しかもフリチンで海賊と13人の坂田利夫に取り囲まれながら、ガマの油のガマのように汗を流しながらキーボードを叩いています嘘です。
 ひょっと思い出したんですが。『あほの坂田』だけなんだそうです、新聞のテレビ欄に「あほ」という言葉を載せることが出来るのは。昔テレビで誰かが言っていました。オレかもしれません。んなアホな。

 ああ、いいですね。じつに駄文らしい駄文です。それでこそ若原光彦。たれ流しは美です。ナイアガラの滝だって獅子座流星群だってたれ流しなんですから。たれ流し万歳。たれざまし魂。たれならわし古来。たれっからし風。

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posted by 若原光彦 at 00:26 | Comment(0) | TrackBack(0) | 超駄文

2004年10月31日

いりほが

 とまあ、またしても文とも季節とも無関係な写真を載せてしまうわけですが。細かいことを気にしてはいけませんよ。少なくとも私は気にしません。さりとて気にしなければ、もはや、かつて、あたかも気にならないものです。

   *

 先日こんな言葉を知りました。

goo辞書 国語辞典 いりほが

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posted by 若原光彦 at 12:09 | Comment(1) | TrackBack(0) | 超駄文

2004年10月25日

過去の超駄文



 そういえば書き忘れていましたが。

 Blog移行した際、過去の「雑文」へのリンクをサイト(ZERO−BPM)のメニューから消しました。

 でもまだ旧「雑文」はサーバ内に残してあります。閲覧したい方は次のページからどうぞ。

ZERO-BPM 雑文・近況ログ
http://www.h3.dion.ne.jp/~rayboy/04_days/index.htm

 ま、たいしたことは載ってません。若原って(一面には)こんなヤツか、と呆れる程度です。
posted by 若原光彦 at 02:32 | Comment(0) | TrackBack(0) | 超駄文

しゃちほこぬすめ

「しゃちほこぬすめ」って「しゃちほこ娘」みたいやね。下半身が娘で上半身がしゃちほこ。嫌だあああああ……それはさておき。こんなの見つけました。

金シャチどう盗む?名古屋の芸術家が「泥棒コンテスト」 - asahi.com : 文化芸能
http://www.asahi.com/culture/update/0812/003.html

名古屋城の金のシャチホコは、どうしたら盗めるか――。そんなユニークなアイデアを、名古屋市の現代美術作家らが9月から募集する。世界でも珍しい「泥棒のコンテスト」。


 8月12日掲載の記事なのでちょっと古いかと思いきや。応募期間は9月1日〜来年6月1日と長期です。ばりばりコンテスト中ではないですか。ちなみに1位は賞金10万円(おお、テーマの壮大さに較べ、なんかいい感じにチープで現実味があって良いですな)。

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posted by 若原光彦 at 01:33 | Comment(0) | TrackBack(1) | 超駄文